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天敵が抜けて優勝を目指す!Bリーグ2017-2018シーズン西地区京都ハンナリーズ

2017 11/27 12:17hiiragi
ダンクシュート
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1度も勝てなかった天敵シーホース三河

京都市をホームタウンとする京都ハンナリーズ。Bリーグ初年度となる2016-2017シーズンを西地区で戦い、25勝35敗の成績で地区5位に終わり、他地区間対戦は12勝12敗の五分で乗り切ったが、同地区間対戦で13勝23敗と10ポイントの負け越しとなった。

特に西地区優勝のシーホース三河には、得失点差-130の0勝8敗とまるで歯が立たたない結果だ。確かにシーホース三河は強豪チームだが、東地区1位と2位の栃木ブレックスやアルバルク東京とは五分の星を残している。よほど相性が悪かったのだろう。

戦力を整えて優勝を目指す2017-2018シーズン

2017-2018シーズンも同じ西地区に編成され、幸運なことに、一度も勝てなかったシーホース三河と、4勝4敗だった名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、中地区に編成されて西地区から去っていった。
代わりにB2から昇格した西宮ストークスと、島根スサノオマジックが入ってきた。

戦力面ではガードからレギュラー格の小島元基選手、川嶋勇人選手が抜けて、東海大学からポイントガードの伊藤達哉選手、仙台89ERSからシューティングガードの片岡大晴選手が入団し、フォワード陣では新たに川崎ブレイブサンダースから永吉佑也選手が加わった。
昨季活躍したシューティングガード岡田優介選手、パワーフォワードのマーカス・ダブ選手は残留しており、これで優勝を狙える戦力が整ったということになる。

公認会計士の資格も持つシューティングガード岡田優介選手

岡田優介選手は身長185cm、体重80kgのシューティングガードだ。土浦日本大学高等学校から青山学院大学に進み、2007年からトヨタ自動車アルバルク、つくばロボッツ、広島ドラゴンフライズ、千葉ジェッツなどで活躍した。

その間、2009年に日本代表に選出されると、2010年、2014年にも選出され、2010年には公認会計士の資格試験に合格するという変わった経歴も持っている。
2016年京都ハンナリーズに移籍し、60試合全てにスターティングメンバーとして出場。成績は、平均得点10.2点、3Pシュート成功率34.9%だった。

ヨーロッパリーグを転戦パワーフォワード、マーカス・ダブ選手

マーカス・ダブ選手は身長206cm、体重102kgのパワーフォワードだ。オクラホマ州立大学の出身で、2008年からベルギーのクラブやNBA-Dリーグ(現Gリーグ)、イスラエル、フランスなどヨーロッパやNBAの育成リーグで実績を積み、2016年京都ハンナリーズに入団した。

2016-2017シーズンは、55試合に出場し44試合スターティングメンバーで起用され、平均12.2得点もさることながら、相手選手からボールを奪うスティールは98を記録し、平均スティール1.8で全体2位にランキングされた。
2017-2018シーズンの契約に際して優勝を目指すとコメントしているが、9節終了時点で平均6得点とあまり活躍できていない。

期待のルーキーポイントガード伊藤達哉選手

伊藤達哉選手は身長173cm、体重72kgのポイントガードだ。京都市の洛南高等学校から東海大学に進み、2017年京都ハンナリーズに入団。大学4年次に男子ユニバーシアード日本代表チームに選出されている。

京都ハンナリーズでは2016-2017シーズンでの出番はなかったが、オフにガードのレギュラークラスが抜けて、2017-2018シーズンでは、シーズン初戦三遠ネオフェニックス戦にスターティングメンバーで起用された。
以降9節まで17試合全てにスターティングメンバーで起用され、平均7.4得点、3.1アシストの成績を残している。チームも9勝8敗で西地区2位に着けている。地区優勝の可能性も現実味を帯びてきた。