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新天地で上位進出!Bリーグ2017-2018シーズン名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

2017 11/27 11:48hiiragi
バスケットゴール
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主力選手の負傷が重なり2016-2017シーズンは無念の4位

愛知県名古屋市をホームタウンとする名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、Bリーグ初年度の2016-2017シーズンを西地区で戦い、27勝33敗の成績で4位と満足な結果は残せなかった。
名古屋ダイヤモンドドルフィンズのドルフィンは勿論イルカの意味だ。イルカの泳ぎのように自在にコートを走り、ダイヤモンドのように輝くという願いを込めたネーミングだったが、願いは届かなかった。

それでも、西地区優勝のシーホース三河には3勝3敗と五分の成績を残し、シーズン前半までは地区2位をキープしていたが、主力選手の負傷が重なり順位を落とした。
2017-2018シーズンに先駆けて開催されたアーリーカップ 2017では、東海北陸地区で準優勝に輝き新シーズンにはずみをつけた。

2017-2018シーズンは新天地の中地区が戦いの場

2017-2018シーズンでは、入れ替え戦で島根スサノオマジックと西宮ストークスが昇格して西地区に組み込まれ、名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、シーホース三河と共に中地区に組み込まれ戦うことになった。

戦力的にはセンターのデイビット・ウィーバー選手とポイントガードの石崎巧選手、パワーフォワードの鵜澤潤選手が抜けたが、滋賀レイクスターズのパワーフォワード兼センターのクレイグ・ブラッキンズ選手、シーホース三河のポイントガード柏木真介選手、琉球ゴールデンキングスのパワーフォワードの大宮宏正選手が加入した。
特にブラッキンズ選手は元NBAの選手で、滋賀では31試合に出場し平均14.9得点を挙げている。

2014年からの生え抜き、ポイントガード笹山貴哉選手

笹山貴哉選手は身長180cm、体重77kgのポイントガードで、洛南高等学校から筑波大学に進み2014年に当時の三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋に入団した。
Bリーグ1年目の2016-2017シーズンでは、出場60試合全てにスターティングメンバーで起用され、チームをリードすると共に、平均10.4得点を挙げてチームを牽引した。

2017-2018シーズン開幕直前の9月15日には全治2週間程度の怪我が発表されたが、9月29日の開幕戦にはスターティングメンバーで出場すると、チーム初得点となる2点ジャンプシュートを決めて元気なところを見せてくれた。

外からのシュートが得意、中国からの帰化選手フォワード張本天傑選手

張本天傑選手は身長197cm、体重102kgのスモール/パワー兼任のフォワードで、中国から移住して日本国籍を取得した。愛知県の中部大学第一高等学校から青山学院大学に進み、2014年にトヨタ自動車アルバルク東京(現アルバルク東京)に入団したが、2016年に名古屋ダイヤモンドドルフィンズに移籍した。

2012年に日本代表に初選出され、以降何度か日本代表として試合にも起用されて、ワールドカップ2019のアジア地区1次予選の代表候補にも選出されている。外からのシュートが得意な張本選手は、代表での経験もチームで生かせるはずだ。

ドルフィンズ魂を受け継ぐ最古参、中東泰斗選手

中東泰斗選手は身長191cm、体重80kgのシューティングガードだ。滋賀県の光泉高等学校から明治大学に進み、2015年に当時の三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋に入団した。
NBL最後となった2015-2016シーズンで新人王に選出されている。Bリーグの2016-2017シーズンでは、出場56試合中42試合でスターティングメンバーとして起用されたが、平均7.2得点と物足りない成績だった。

2017-2018シーズンは石崎巧選手と鵜澤潤選手が抜け、笹山貴哉選手と共にチームの最古参となった。9節終了時点でチームは6勝11敗の5位となっている。若手主体のチームだけに上手くリードを保ち勢いをつけてほしい。