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2017-2018シーズン Bリーグで最も面白いのは西地区か?

2017 11/10 12:24あんこ
バスケットボール
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2017-2018シーズンの西地区は面白い!

2017-2018シーズンの地区分けで、東地区に注目が集まっているが、実は最もどうなるか分からないのが、西地区である。

西地区に振り分けられたのは、西日本を中心とした 「琉球ゴールデンキングス」「京都ハンナリーズ」「島根スサノオマジック」「西宮ストークス」「大阪エヴェッサ」「滋賀レイクスターズ」 の6チームだが、「島根スサノオマジック」「西宮ストークス」の2チームが昨シーズンB2から昇格したチームなのだ。

B2もB1と変わらない厳しいトーナメントでの戦いがある。その中で勝ち上がって来たチームにはB1にも劣らない勢いがあるのだ。その勢いのまま、B1チームを食い破るかもしれない。2017-2018シーズンBリーグで一番面白い地区、それが西地区なのだ。

※本文は2017-2018シーズン 第7節終了時点の情報です

1つの勝ちで順位が入れ替わる

群雄割拠の模様を呈してきたB1西地区。現在の順位は

1位「琉球ゴールデンキングス」 勝率.615(8勝5敗)
2位「京都ハンナリーズ」 勝率.538(7勝6敗)
3位「滋賀レイクスターズ」勝率.462(6勝7敗)
4位「西宮ストークス」 勝率.308(4勝9敗)
5位「島根スサノオマジック」 勝率.308(4勝9敗)
6位「大阪エヴェッサ」 勝率.231(3勝10敗)

1勝で順位が変わり、連勝で地区上位も狙える、どのチームが最後に微笑むか、現段階ではまだまだ予想不可能な好ゲームを繰り広げている。

「琉球ゴールデンキングス」が一歩リードか?

「琉球ゴールデンキングス」は2日目に強い。第1節、第6節と1日目は敗退したが、2日目には巻き返しを図り、勝利をもぎ取っている。 (2日連続負けだったのは第4節の島根スサノオマジック戦のみ)
第7節の対戦相手は、東地区の「レバンガ北海道」、日本の「北と南」対決となった。

1日目は「レバンガ北海道」の連続得点とディフェンスが素晴らしく、 77-51と「レバンガ北海道」が26点差をつけて圧勝した。
「琉球ゴールデンキングス」の第7節は地元沖縄の開催だ。ファンの期待も高い試合であり、このままでは終われない。2日目「琉球ゴールデンキングス」の猛攻が開始された。

第1Q、岸本隆一の3ポイントシュートで反撃の狼煙をあげると、第2Q、ハッサン・マーティンも点数を積み上げていく。
第3Qに入っても「レバンガ北海道」の得点を容易に許さず、98-71と27点差をつけて「レバンガ北海道」を下した。2日目に強い「琉球ゴールデンキングス」のジンクスは本物のようである。

新加入「西宮ストークス」「島根スサノオマジック」はどうか?

「西宮ストークス」「島根スサノオマジック」は4勝9敗と同率の勝率を誇り、西地区4位、5位と並んでいる。この2チームの直接対決は第5節に行われていた。

「島根スサノオマジック」の先制で始まった試合は、まさに接戦だった。第1Q「西宮ストークス」が5点リードを奪うと、第2Qで「島根スサノオマジック」が同点に追いつき、そのままの勢いでリードを広げていく。
ホームでの試合、絶対に負けたくない「西宮ストークス」は、第2Q残り6分から猛反撃を開始する。

コナー・ラマート、ドゥレイロン・バーンズ、谷直樹と連続で得点を重ね逆転すると、止めとばかりにドゥレイロン・バーンズの3ポイントシュートが面白いように決まり「西宮ストークス」有利のまま前半が終了する。
巻き返しを図りたい「島根スサノオマジック」の追撃を許さず、85-69で「西宮ストークス」が勝利を収めた。

B1での試合にそろそろ慣れてきたであろう両チームは、自分たちの流れが作れれば強豪相手にも引けをとらない強さを見せる。
第32節まである2017-2018シーズン。西地区はまだまだ順位の変動が激しそうだ。