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高校バスケ注目の強豪校5選

2016 8/29 11:51
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Photo by makieni/Shutter stock.com

バスケ強豪校である洛南高等学校や、船橋市立船橋高等学校など全国区で活躍している高校を5校厳選し、その学校の特徴やバスケ部の戦績、強さの秘密などを紹介する。

京都府の王者 洛南高等学校

真言宗系の高等学校としては随一の進学校である洛南高等学校は、多くの部活動が盛んで、全国レベルの活躍をしている。同校男子バスケットボール部は日本の高校でもトップクラスで、2008年には男子で史上2校目となるウィンターカップ3連覇を達成。その強さは人気漫画「黒子のバスケ」に登場する「洛山高校」のモデルになる程だ。
2015年までは44年間インターハイ京都予選で優勝し続け無敗を誇った。全国の地域代表選手や、ジュニアバスケットボール大会の優秀選手を多く入部させていることが強さの理由である。

強豪の一角 福岡大学附属大濠高等学校

私立の中高一貫校で、地元民からは通称「大濠」または「福大大濠」と呼ばれ親しまれている。開学以来男子校だったが少子化に伴い、現在は共学となっている。質実剛健という校風の下で多くの部活動が盛んに行われている。
同校の男子バスケットボール部は1951年に創部し、片峯聡太監督の下で総体、ウィンターカップ、国体で合わせて9回の優勝、13回にのぼる準優勝に輝いた。県内は勿論のこと県外からも優秀な人材を集め、全国大会常連校の座を維持しているのだ。

千葉県が誇る強豪 船橋市立船橋高等学校

通称「市立船橋」または「市船」は1学年約400名の公立マンモス校で、野球やサッカーの名門校としてその名を馳せている。同校の体育科はプロ野球選手やJリーガーを数多く輩出している。特にサッカー部は全国大会での優勝経験が5回もあり、バスケ部と肩を並べる全国屈指の強豪校だ。
柏市立柏高等学校や千葉県立八千代高等学校との代表争いを制し、たびたび全国出場を果たしている。1985年インターハイと1998年ウィンターカップでは準優勝に輝いた。

宮城県の強豪 明成高等学校

通称「明成」または「朴沢」は学校法人朴沢学園が運営を行う私立の高等学校。創立137年を迎えた長い歴史を持つ伝統校だ。2005年とここ最近創部したばかりの男子バスケットボール部が近年、全国の猛者と肩を並べるほどの強豪へと成長を遂げている。
同部の実績として、全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会で優勝に4回輝き、高校総体では優勝1回と準優勝を2回果たしている。 プロバスケットボール選手も数多く輩出しているスポーツの名門だ。

全国屈指の強豪 新潟県立新潟商業高等学校

通称「新商」は、現存する商業高校の中では3番目に長い歴史を刻む伝統校だ。同校で最も活躍しているのが男子バスケットボール部であり、古くは戦前の旧制新潟商業学校時代に全国中等学校籠球選手権(現在のインターハイにあたる)で優勝を2度経験(1933、39年)し、1999年にもインターハイで優勝を飾っている全国でも名の知れた強豪である。
ウインターカップは2013年まで17年連続21回の出場を誇り、県内でも絶対的な強さと実績を残し続けたチームだ。

まとめ

全国屈指の強豪校は、新設校から名門校と呼ばれる高校までさまざまであり、その強さと歴史の長さが比例しないところがスポーツの面白さである。