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レブロン大暴れ通算6,404得点で首位独走【NBAプレイオフ記録集① 】

2018 5/5 12:00OSはーでん
レブロン・ジェームズ
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Ⓒゲッティイメージズ

1試合あたりの得点はジョーダンがトップ 通算得点はレブロンが独走

ただいま熱戦が繰り広げられているNBAプレイオフ。優勝を決定するトーナメントなだけあって、1試合1試合の緊張感や重要性が大きく高まるプレイオフでは、雰囲気はレギュラーシーズンのそれとは全く違ってくる。

相当なプレッシャーの中でも、きっちりと自分のパフォーマンスが出せる選手が、やはりNBAを代表する選手ということになるだろう。今回はそんなプレイオフでの選手たちの個人記録を見ていきたいと思う。

1試合あたりの平均ポイントは、”神様”マイケル・ジョーダンが33.4ポイントを挙げ歴代トップ。1986年4月20日の対ボストン・セルティックス戦で見せた63点を挙げるパフォーマンスは、未だにプレイオフでの1試合最高得点を誇る。ちなみにこの試合でバスケの神様=ジョーダンというイメージが定着したと言われている。

ニューオーリンズ・ペリカンズのアンソニー・デイビスはわずか8試合での平均ではあるが、31.0ポイントを挙げて第2位と立派な数字を残している。歴代最低身長の得点王アレン・アイバーソンは29.7ポイントを挙げて、プレイオフでもその特別な得点力を証明し第3位にランクインした。体格のハンデに負けずにNBAを長年戦った彼は、屈強な精神力も持ち合わせていた。

そして次はプレイオフでの通算得点。 通算得点1位はクリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズの6,404ポイント。歴代で唯一6,000ポイントを突破し、今や独走体制。今後は7,000ポイント達成も十分に狙え、NBAの新たな歴史を作っていくだろう選手だ。

通算2位はジョーダンで5,987ポイント、3位はカリーム・アブドゥル・ジャバーの5,762ポイントである。現役選手では、レブロンに次いで得点が多いのは9位のサンアントニオ・スパーズのトニー・パーカーで4,045ポイントとなっている。

レギュラーシーズン同様に、伝説の2大巨人が圧倒的な数字を記録

プレイオフ平均リバウンド1位はビル・ラッセルの24.9本、そして2位はウィルト・チェンバレンで24.5本である。レギュラーシーズン歴代平均リバウンドトップは同列で、シーズン平均はチェンバレンが1位でラッセルが2位だ。またシーズン・プレイオフを通じ、平均リバウンド数20本台を記録しているのも彼らだけということから、いかに圧倒的な数字を残しているのか理解できるだろう。

ちなみに現役では、シャーロット・ホーネッツのドワイト・ハワードが13.8本で12位が最高ランクとなっている。
そしてプレイオフ通算リバウンド数1位も4,104本のラッセルで、2位が3,913本のチェンバレン。こちらも通算リバウンド3,000本を超えているのは2人だけである。
また、現役ではレブロンが1,979本で7位にランクインしている。

プレイオフでリバウンドに強いのはNBA優勝を多く果たしたラッセル、シーズンでリバウンドに強いのはシーズン個人賞を総なめにしたチェンバレンと、2人の特徴が表れた結果となった。

パスで世界を魅了したマジックが1位 正統派PGのストックトンは2位

アシスト部門の平均1位はマジック・ジョンソンの12.3本。続いて2位がジョン・ストックトンの10.1本ということで、マジックが2本以上の差をつけて堂々の1位に輝いた。しかし、1試合の最高アシスト数では、両者ともに24本記録したゲームがあり、同率1位という結果に。アシスト部門では、この2人だけが平均10本以上のアシストを記録している。

そして歴代3位はジョン・ウォールの9.8本。4位はラジョン・ロンドの9.3本、5位はクリス・ポールの9.2本、6位はベン・シモンズの8.5本と続き、現役選手4人がトップ10にランクインした。
通算でのアシスト数は、平均と変わらず1位がマジックの2,346本、2位がストックトンの1,839本という結果に。そして、またもやレブロンが1,543本を記録して第3位となっている。

プレイオフ通算記録の得点、リバウンド、アシストと軒並みランクインしているレブロン。次回の記事でスティール、ブロックのランキングを見ていきたいと思うが、果たしてレブロンは主要5部門全てにおいてトップ10に入っているのだろうか?

※全てのデータは2018年04月27日付