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【激戦区じゃん!】神奈川県のバスケ強豪校5選

2016 8/25 19:36
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Photo by makieni/Shutterstock.com

神奈川県のバスケ強豪校はどこなのだろうか。
王者「アレセイア湘南」や、全国常連校「法政第二」、強豪の仲間入りを果たしたルーキー「桐光学園」、最近ブレイクした伏兵「厚木東」など、今神奈川で最も注目したい高校を紹介していく。

冬の神奈川県王者、2度の敗戦から復活を期す「アレセイア湘南」

アレセイア湘南は、茅ヶ崎市に1947年に設立された私立校だ。校内でもっとも実績を収めているのがバスケットボール部で、近年急激に力をつけ、県内4強の一角に収まった。
2015年のウィンターカップでは、男子が2度目の出場ながらベスト16に進出。最終的に日本一に輝いた明成(宮城)相手に25点差をつけられ敗戦した。続く新人戦関東大会では、2回戦で優勝した市立船橋(千葉)に敗れた。優勝チームと2大会連続で対戦した形だが、外国人留学生を中心にしたオフェンス力には高い評価がつけられた。敗戦から学び、再び全国の舞台を目指している。

強力な守備から全国の舞台を目指す、川崎の強豪校「法政第二」

法政第二は川崎市にある私立校だ。1939年に設立され、中学~大学までの10年一貫教育を提唱する進学校でもある。野球部やバレーボール部、アメリカンフットボール部が全国大会優勝を経験するなど、部活動がさかんな学校である。
バスケットボール部は、これまでに2度ウィンターカップに出場、2010年にはインターハイにも出場した。強力なディフェンスからの速攻を軸にしたチームスタイルを掲げている。強固な守備を構築して難敵が揃う神奈川県予選突破を目指す。2013年以来の全国の舞台に駆け上がれるか。

バスケ日本一を目標に「東海大相模」

「東海大相模」は、相模原市にある1963年に設立された。野球部は幾多のプロ野球選手を送り出している超名門として知られ、そのほか柔道部も山下泰裕や井上康生などオリンピックメダリストを輩出している。
バスケットボール部は県内4強の一角であり、インターハイで5回、ウィンターカップで2回の全国大会出場経験を有している。冬の新人戦は決勝で桐光学園に屈して準優勝、今春の関東大会県予選は準決勝でアレセイア湘南に敗れてベスト4で関東大会へ出場を決めた。関東大会では、難敵・正智深谷(埼玉)相手に終始リードを許すもインサイド中心の攻撃で対抗。敗れこそしたものの、手応えを得て大会を終えた。
自慢の攻撃力をさらに磨いて、インターハイ出場を目指している。

昨年インターハイ出場!いま最もノッている強豪校「桐光学園」

川崎市にある桐光学園は、1978年に設立された中高一貫の私立校だ。サッカー日本代表でも活躍した中村俊輔選手の母校でもある。
バスケットボール部は、ウィンターカップで2度、インターハイで2度の全国大会を経験している名門だ。昨年はインターハイ全国大会で初戦を突破し1勝をゲット、今春の関東大会県予選も、準決勝で厚木東、決勝でアレセイアを破り神奈川ナンバーワンに輝いた。インターハイ県予選では決勝リーグに進出、現在、2年連続の出場を目指して熱戦の真っ只中だ。

関東大会で大ブレイク!神奈川県の伏兵「厚木東」

厚木東は、厚木市で1906年に設立された公立校だ。バスケットボール部は、昨年度インターハイ県予選を3勝0敗で突破し、初めての全国の舞台に立つとベスト32に進出した。ウィンターカップと新人戦は県予選で決勝にまで進出。いずれも勝利こそならなかったが、堂々の準優勝を飾った。
そして今年度、神奈川4位で出場した関東大会Bブロックでは、難敵を次々と打ち破り優勝を収めた。公立校で限られた戦力ながら、私立校の強豪を相手にある程度の結果もついてきて、高レベル戦いを見せてくれている。充実の時を過ごしながら、アレセイア湘南、法政二、桐光学園、東海大相模という4強打倒を目指し、日々成長を続けている。

まとめ

神奈川県はアレセイア湘南、東海大相模、法政二、桐光学園と私立校の牙城を崩せずにいたが、この1年に限ってみれば、公立の伏兵・厚木東が4強を脅かす成長を遂げている。これからの戦いが楽しみである。