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【高校バスケ・ウインターカップ2017大胆予想】山形・県立山形南

2017 10/13 10:05hiiragi
バスケットボール
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山形県予選3位でインターハイ出場ならず

山形県立山形南高等学校は、2017年インターハイ予選山形県大会で3位に終わりインターハイ出場はならなかった。
2016年県予選では圧倒的な強さで勝ち進み、決勝では羽黒高等学校に99対76で勝利し、勢いづいたインターハイではベスト4まで勝ち進んだ。

年が明けて2017年、3年生が抜けた新チームで行われた新人戦の準決勝では、羽黒高と対戦し、71対95で敗れ3位に終わった。そして迎えた2017年インターハイ予選準決勝で、またしても羽黒高と対戦する。今回は73対78と接戦を演じたが、最後は力尽きた。
それでも何とか3位に入り、東北大会への出場権は手に入れた。

ウインターカップ準優勝の経歴

山形県立山形南高等学校は、1941年に創立された山形市にある県立高校で、文武両道を校是としている。
バスケットボール部は、1997年ウインターカップの準優勝をはじめ2016年インターハイ3位と、全国レベルの活躍を見せてきた。

最近でもウインターカップには2011年~2016年まで6年連続出場継続中だし、インターハイには2013年からの5年間で3回出場している。2017年インターハイ出場はならなかったが、連続出場継続中のウインターカップへの出場は果たしたいところだろう。

東北大会では青森県2位に惜敗

2017年インターハイ予選終了後の東北大会には、山形県3位の資格で出場した。
1回戦では青森県2位の県立弘前実業高等学校と対戦した。青森県の強豪校で、県の予選決勝で優勝した八戸学院光星高等学校に、残念ながら67対69の僅差で敗れている。だが実力を測るには、絶好の相手だった。

第1ピリオドは17対28、第2ピリオドは22対26と前半で15点をつけられ、迎えた第3ピリオドで20対11と6点差まで詰め寄り、第4ピリオドに入った。何とか追いつきたかったが、結局7点差の77対84で終了し、2回戦進出はならなかった。
弘前実業高は2回戦で、福島県1位福島南高等学校に74対89で敗れている。

全国強豪招待試合「KAZU CUP」で強豪と対戦

2017年3月末には、全国の強豪チーム16校で争われる「KAZU CUP」に招待された。この大会は公式戦ではないがインターハイやウインターカップの優勝チームなど上位進出校が集まるエリート大会として知られている。2017年全国大会への経験が少ない県立山形南高にとっては貴重な場となった。

予選リーグでは宮城県の明成高等学校、香川県の尽誠学園高等学校、静岡県の沼津中央高等学校と対戦したが、3連敗に終わっている。この大会で新チームの立ち位置がわかったかもしれない。

ポイントガード・キャプテン永井幹久選手

3年生の永井幹久選手は175㎝のポイントガードで、キャプテンを務めている。
2016年のチームは、3年生主体の構成で2年生の出番はなかなか回ってこなかった。しかしインターハイ準決勝福岡第一高等学校戦では、3年生レギュラー選手と共に試合に出場し、数分間の出番だったが2得点を挙げている。新チームになってからはキャプテンを努めながら、ポイントガードとしてもチームを引っ張っている。

主要メンバーが総入れ替えとなった2017年、チームの戦力は明らかに落ちている。夏のトレーニングの成果に期待したい。