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【高校バスケ・ウインターカップ2017大胆予想】三重県立四日市工業

2017 10/13 10:05hiiragi
バスケットボール
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インターハイ無念の1回戦敗退

2017年インターハイ1回戦で、三重県代表県立四日市工業高等学校は山口県代表県立豊浦高等学校と対戦して、64対75で敗れ1回戦突破はならなかった。

第1ピリオドは立ち上がりこそ硬さが見られたが、その後は点の取り合いとなり19対25で終了すると、第2ピリオドも点差は動かず前半を30対37で後半にはいった。

第3ピリオドはよく追い上げて一度は追いついたものの、すぐに離され43対51と8点差で最終ピリオドへ。 最終ピリオドは相手のファールを誘い活路を見い出そうとしたが、豊浦高の個人技が上回り逆転はならなかった。

インターハイとウインターカップには独占的に出場

県立四日市工業高等学校は、1922年設立の三重県四日市にある公立高校だ。

バスケットボール部は三重県きっての強豪校で、ここ数年間はインターハイ、ウインターカップ共に独占的に出場している。2017年インターハイには2010年から8年連続、ウインターカップには2011年~2016年まで6年連続出場を継続中だ。2017年のウインターカップ三重県代表の最右翼であることは間違いない。

ウインターカップでは2016年にはベスト16まで勝ち進んでおり、1980年にはベスト8の実績がある。そこを目標にしてほしい。

東海大会では愛知県2位に完敗

2017年インターハイ三重県予選決勝リーグでは、白子高等学校を103対37、海星高等学校を80対45、津工業高等学校を107対89と危なげなく下し、インターハイ出場を決めた。

その後行われた東海大会では2回戦からの登場で、愛知県2位の桜丘高等学校と対戦した。愛知県のインターハイへの出場枠は2校、桜丘高も出場する。

何としても勝っておきたい相手だったが、第1ピリオドで13対23と10点差をつけられると、第2ピリオドで1点返すのがやっとで、後半はさらに差を広げられ49対88の大差で敗退した。

大型ポイントガード大器水谷祐葵選手

2年生の水谷祐葵選手は身長187㎝で、大型ポイントガードとして1年生の時から期待された。

2016年ウインターカップでは、3試合すべてにスターティングメンバーとして起用されている。初戦の佐賀県代表佐賀東高等学校戦では29分間出場して、3Pシュート3本を含む21得点を挙げて大器ぶりを披露した。

2017年インターハイの豊浦高戦では、40分フル出場で25得点を挙げる活躍を見せた。ミドルシュートはあまり得意でないということだが、3Pシュートを4本決めている。

シューティングガード・キャプテン伊藤佑一郎選手

キャプテンとしてチームをまとめる3年生の伊藤佑一郎選手は、身長181㎝のシューティングガードだ。

1年生の頃はそれほど目立った存在ではなく、2015年ウインターカップではベンチ入りはしたものの出番はなかった。2016年になると徐々に出番は増えてウインターカップでは3試合中2試合に出場した。2017年インターハイでは3Pシュート2本を含む12得点を挙げて、第3ピリオドで一度同点になる原動力となった。

水谷選手と伊藤選手のシュート精度が上がれば2017年ウインターカップでも2016年と同じベスト16までは期待できる。