「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

【高校バスケ・ウインターカップ2017大胆予想】千葉・船橋市立船橋

2017 10/13 10:05hiiragi
バスケットボール
このエントリーをはてなブックマークに追加

インターハイでは悔しい逆転負け

2017年インターハイでは、千葉県代表船橋市立船橋高等学校は2回戦から登場して静岡県代表飛龍高等学校と対戦したが、48対52で敗れ3回戦進出はならなかった。

立ち上がりは市立船橋高のペースで試合が進んだ。第1ピリオドは17対7と10点差をつけてリードすると、第2ピリオドもこの差をキープして前半を28対19と9点差で後半に入った。

第3ピリオドは、飛龍高の激しいディフェンスに焦ったのかミスを連発して、11対19と追い上げられ1点差まで詰め寄られた。
第4ピリオドは一時5点差までリードしたが、残り6分で43対44と逆転を許し、そのまま逃げ切られた。

ウインターカップ最高成績は準優勝

船橋市立船橋高等学校は、1956年(昭和31年)に千葉県船橋市に設立にされた市立高等学校だ。
男子バスケットボール部は千葉県代表として、インターハイやウインターカップに華々しい成績を残してきた。

1985年のインターハイで準優勝し、1993年には3位という実績がある。また、1998年のウインターカップの準優勝を初めとし、3位が4回、ベスト4が1回ある。

2016年のウインターカップでは準々決勝まで進出したが、優勝した福岡県代表福岡第一高等学校に敗れ去り、ベスト4には進めなかった。

関東大会では2年連続優勝

インターハイ県予選前に行われた関東大会では、Aブロックに出場し、1回戦東京都の日本大学豊山高等学校に93対53、2回戦神奈川県のアレセイア湘南高等学校に93対70と勝ち進み、準決勝では茨城県の土浦日本大学高等学校と対戦した。

お互いに点を取り合う好勝負となったが、第1ピリオド31対14と17点差のリードがものを言い、102対93で逃げ切った。

決勝の対戦相手は、2016年でも決勝で戦った埼玉県の正智深谷高等学校だったが、試合は終始市立船橋高がリードを保ち94対70で勝利した。 4試合すべてに90点以上の得点を挙げ、得点能力の高さを見せつけた大会となった。

頼りになるシューティングガード、キャプテン保泉遼選手

関東大会決勝戦では、キャプテンの保泉遼選手が3Pシュート6本を含む29得点を挙げ存在感を見せつけた。保泉選手は身長181㎝のシューティングガードで、準決勝の土浦日大高戦でも3Pシュート5本を含む33得点を挙げている。

1年生の時からベンチ入りを果たし、2年生になるとシューターとして他チームからマークされる存在になっていた。2017年インターハイの飛龍高戦では、48対52とロースコアゲームだったためか、3Pシュートは9本中1本しか決めることができず、得点も18得点にという結果に終わった。
得意なハイスコアゲームに持ち込めれば、ウインターカップに期待できるだろう。

得意な展開に持ち込めるか野﨑由之選手と薬丸侑平選手

野﨑由之選手は、身長180㎝背番号7番のスモールフォワードだ。3Pシュートを得意としており、キャプテン保泉選手と2枚看板を形成する。
インターハイでは4得点と思うようなプレーができなかったが、関東大会では準決勝が3Pシュート4本を含む30得点、決勝戦では3Pシュート5本を含む25得点を挙げた。

このシューター2人と、チームをまとめているのが2年生のポイントガード身長173㎝の薬丸侑平選手だ。彼は1年生の時からベンチ入りを果たし、2年になるとレギュラーに定着した。
2017年ウインターカップでは、ハイスコアな展開に持っていけるかがチーム浮沈のカギとなるだろう。