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【高校バスケ・ウインターカップ2017大胆予想】茨城・土浦日大

2017 10/13 10:05hiiragi
バスケットボール
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インターハイは明成高に敗れ3回戦で敗退

茨城県代表土浦日本大学高等学校は、2017年インターハイ男子バスケットボール1回戦を兵庫県代表育英高等学校に87対81で勝利し、2回戦は石川県代表北陸学院高等学校に71対68で勝ち、3回戦宮城県代表明成高等学校と対戦した。

第1ピリオド、第2ピリオドとも明成高の厳しいディフェンスにあい、得点を伸ばせないまま前半戦が終了し、18対44のスコアで後半戦に入った。
第3ピリオドは15対13と反撃のきっかけになるかと思われたが、最終ピリオドでは逆に11対21と10点差をつけられ44対80で敗退したため、準々決勝には進めなかった。

バスケ部の戦歴

土浦日本大学高等学校は1963年(昭和38年)設立の茨城県土浦市にある私立高校だ。男子バスケットボール部の歴史は古く、全国大会の実績も素晴らしい。
インターハイでは1977年と1992年に2回優勝しており、ウインターカップでは1977年に優勝を飾り、1976年、1990年、1992年、1993年、2015年に準優勝を果たしている。

直近でもウインターカップは2016年で5年連続、インターハイは2017年で6年連続出場と、茨城県代表を独占しており、決して過去形のチームとは言えない。

2017年関東大会はベスト4に進出

インターハイ予選前に行われた関東大会Aブロックでは、1回戦東京都2位の専修大学附属高等学校に99対73で勝利し、2回戦では埼玉県2位の昌平高等学校に75対67で勝ち、準決勝に進んだ。

準決勝の対戦相手は千葉県1位の市立船橋高等学校で、関東新人戦の優勝校だ。第1ピリオドは14対31と出遅れたが、第2ピリオドは22対14となり、前半は36対45で終わった。
第3ピリオドは拮抗した展開となったが、29対33と差は開き、65対78の13点差で第4ピリオドに入る。第4ピリオドも10点差を境に好勝負が続いたが、点差は詰まらず、93対102で逃げ切りを許した。

2017年インターハイでの2勝

インターハイ1回戦の対戦相手校は、強豪と言われる兵庫県の育英高だった。 第1ピリオドから両チームともにシュートがよく決まり、25対31と6点差で終了した。第2ピリオドは流れを持続して逆転に成功し、48対39で前半を終えた。後半は拮抗した試合運びで10点と開かない展開が続いたが、最後は87対81で逃げ切った。

2回戦の北陸学院高は、2016年ベスト8のインターハイ常連校だ。試合は前半から目まぐるしいシーソーゲームとなった。第3ピリオドを終わって52対52と先の読めない展開から第4ピリオドは残り2分でリードを許したが、残り1分で逆転3点差で接戦をものにした。

絶対的な得点力シューティングガード高原晟也選手

身長182㎝の高原晟也選手は、3年生のシューティングガードでキャプテンを務めている。敗戦となった関東大会準決勝市立船橋高戦では、両チーム最多の40得点をマークした。
1年生の時からベンチ入りを果たし、2年になると3Pシューターとして活躍を見せた。
2016年ウインターカップ3回戦の埼玉県正智深谷高等学校戦では、3Pシュートを6本決め38得点を挙げている。

2017年インターハイ1回戦の育英高戦では45点、2回戦の北陸学院高戦では41点をマークし、勝利に貢献した。 しかし、3回戦明成高戦では21得点に終わり、チームも44対80で敗れた。
高原選手の得点がカギを握る2017年ウインターカップでは、十分にベスト4が狙えるチームだ。