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知っておくとより楽しめるバスケットボールの雑学5選

2016 8/20 05:15
イメージ画像,ⒸIllus_man/Shutterstock.com
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高校女子バスケ最強 桜花学園高校

2014年に3年連続、20回目の全国制覇を果たした桜花学園(愛知)。全国大会でも常勝チームといえるが、その強さはどこからくるのか……井上眞一コーチの指導法や哲学とはどんなものだろう。

1.食事とトレーニングで体づくり
低身長でも力強いディフェンスをするための体づくりが大切。
2.ケガをしないプレー
ケガをしない身体の使い方を練習する。試合では徹底して選手の動きをチェックする。
3.生徒の人間性を重視
無駄な上下関係を作らず選手の個性をいかし、良い方向へ向かうよう相手の身になって考える。

漫画スラムダンク「山王工業高校」のモデルにもなった能代工業高校

漫画スラムダンクに出てくる山王工業高校のモデルにもなった能代工業高校は、強豪校としてとても有名だ。強さの礎を築いた当時の監督、加藤廣志は“オールコート・攻守の切り替えの速さ”を教えこみ、小柄だった選手たちに3年連続3冠という史上初「9冠」を達成させた。この最強伝説を作った主力メンバーうちの1人が田臥勇太だ。

能代は「バスケの街」として有名で市をあげて応援している。そのため、街のあちこちにバスケを思わせる標識や街灯、アートなどがある。また、JR能代駅のホームには能代工業高校のユニホームや過去の戦績が飾られたコーナーがあり、ホームにはバスケットゴールも設置されている。五能線の臨時快速列車「リゾートしらかみ」の停車時間中にフリースローを決めることができれば、記念品が貰えるようだ。

※三冠とはインターハイ、国体、ウインターカップの3大会を全国制覇すること

田臥勇太伝説

田臥勇太といえば、日本人初のNBAプレーヤーとして有名だ。父の影響で子供の頃からバスケを始めた田臥は、8歳から既にバスケットボールで生きる覚悟ができていた。また、中学生の時にはNBAのスター選手パトリック・ユーイングとCMで共演も果たしている。

能代工業高校時代には史上初9冠達成の最強伝説を作り、ハワイのブリガムヤング大学時代にはケガに苦しむ時期を経験しながらも諦めず夢を追い続け、実現したのだ。

ブザービートとブザービーター

ピリオドや試合終了間近に放ったボールが空中にあるうちに試合終了の合図が鳴った場合、そのボールがリングに入れば得点となる……これをブザービーターと呼ぶ。試合を見ているバスケファンにはたまらない瞬間でもある。

テレビドラマのタイトルにもなった「ブザービート」は造語とされており、「ブザービーター」が正しい。

日本人初 アメリカでオールスターに選出!中川和之選手

中川和之は山口県下関市出身のプロバスケットボール選手だ。ポジションはポイントガードで、双子の兄・直之とともに小学校からバスケットボールを始めた。

中学校では都道府県対抗バスケットボール大会でベスト8入り、優秀選手賞を受賞している。また、全国中学校バスケットボール大会では準優勝し、優秀賞を受賞。これによって全国に中川兄弟の名前が知れ渡った。その後も豊浦高校でインターハイに出場しベスト16、NIKE BASKETBALL CAMPでは日本人で唯一のベスト5に選出と、兄弟で輝かしい成績を残した。

専修大学在学中には渡米し、独立リーグABA(American Basketball Association)のチームに入団。その際、田臥とチームメイトにもなっている。その後NYのハーレム・ストロングドッグスに所属し、日本人で初めてABAオールスター選手に選出された。