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4点分の価値。バスケでリバウンドが得意な選手を紹介

2017 7/12 14:39m-wataru
リバウンド
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Photo by Aspen Photo / Shutterstock.com

バスケットボールの中でリバウンドの技術は非常に重要だ。リバウンドを制することで試合の流れを優位に運ぶことができる。今回は、リバウンドのコツや得意な選手を紹介する。

バスケにおけるリバウンドとは?

リバウンドとは、放たれたボールがゴールリングに入らなかった場合に、そのボールを獲得することだ。自身で掴み取ることもあれば、味方選手の手に渡るようにボールをはじく場合もある。
バスケットボールでは一回のリバウンドが4点分の働きをすると言われることがある。これはディフェンスリバウンドに対して言われることで、相手の得点を防ぎながら自チームの得点の機会を増やすことができるため、非常に重要なプレーなのだ。

リバウンドのコツや難易度

リバウンドは大きくディフェンスリバウンドとオフェンスリバウンドに分けることができる。また、片手でボールを掴むか、両手でボールを掴むかという技術的な分類も存在するが、最高点でボールに触ることができるのは、ワンハンドでのリバウンドだ。
リバウンドは非常にポピュラーなプレーだが、確実に決めようとすれば高度な技術が必要とされる。いつくかのコツがあるが、その1つに敵選手に対してのポジション取りを挙げることができる。シュートコースなどを予測しながらボール獲得に有利なポジションを確保することができれば、リバウンドの成功率は格段に上がるだろう。

リバウンドの王様。デニス・ロッドマン選手

リバウンドが得意なNBA選手としてはロッドマン選手が有名だ。1980年代後半から1990年代にかけてディフェンダーとして活躍した。
1992年~1998年にかけて7年連続でのリバウンド王に輝いている。その優れたリバウンドセンスは同年代の選手たちに大きな影響を与えた。
2011年2月にはロッドマンが付けていた背番号10は、デトロイトピストンズにおいて永久欠番に指定されている。また同年にはバスケットボール殿堂入りが発表された。

歴代最高のリバウンダーと謳われるウィルト・チェンバレン選手

NBAの歴代リバウンド数で堂々の1位となっているのは、チェンバレン選手が生涯のキャリアで記録した23,924回だ。これは通算1,045試合に出場して記録した成績だ。チェンバレン選手は他に、生涯通算平均リバウンド数で22.9回と歴代1位、リバウンド王のタイトルは合計で11回獲得しており、こちらも歴代1位だ。
チェンバレン選手は1959年にドラフトでフィラデルフィア・ウォリアーズに入団した。その後、1973年シーズンが終了したところで引退を発表している。

ディフェンスにおいて最も偉大な選手の一人であるビル・ラッセル選手

ビル・ラッセル選手は、1956年にNBAドラフトでボストン・セルティックスに入団した。現役時代にはセルティックスを8連覇含む11回の優勝に導いた伝説的な選手だ。
リバウンドが得意な選手であり、生涯通算リバウンド数は21,620回とチェンバレン選手に次いで2位だ。リバウンドと共に、敵選手のシュートを防ぐブロックショットを得意としており、守備の要として当時のNBAに多大な影響を与えた。1975年にはバスケットボール殿堂入りを果たしている。

まとめ

リバウンドの得意な選手を紹介した。リバウンドは一見地味なプレーではあるが、リバウンドが強い選手がいるチームは、それだけで試合の流れを引き寄せることができる。リバウンドの得意な選手のプレーに是非、注目してみよう。