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ロサンゼルス・クリッパーズのNBAドラフト歴代1位をチェック

2018 1/2 19:01SOL
ロサンゼルス・クリッパーズ
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Photo by 360b/Shutterstock.com

ロサンゼルス・クリッパーズは1970年創設、1984年から本拠地をロサンゼルスに移転しました。 レイカーズと比べれば実績で大きく劣るものの、近年はディビジョン優勝を果たすなど強豪への階段を一段ずつ登っています。 本稿ではNBAドラフトでクリッパーズに加入した選手たちを紹介します。

1988年の全体1位で加入、低迷期を支えたダニー・マニング選手

ロサンゼルス移転当初はなかなか成績が振るわなかったクリッパーズ。低迷にあえぐ中で1988年のドラフト1位ルーキーとして入団したのがダニー・マニング選手です。 クリッパーズには1993-94シーズン終了まで在籍。パワーフォワードとして活躍し、チームの屋台骨として攻撃を牽引。1991-92シーズンから2シーズン連続でプレーオフに進出する原動力となりました。
クリッパーズで6シーズンを過ごした後は、複数クラブを渡り歩いたいわゆるジャーニーマン。しかし、そのマルチロールぶりからどのチームでも重宝されました。

デビューイヤーから得点源になったラモンド・マレー選手が加入

1994年、カリフォルニア大学バークレー校からクリッパーズ入りしたのがラモンド・マレー選手です。
デビューイヤーからスモールフォワードのポジションを確保し、チーム第2の得点源として機能。1試合平均14.1得点と上々の滑り出しを見せます。怪我によりコンディションを落とすシーズンもありましたが、1996-97シーズンはチームのエースに成長、プレーオフ進出に貢献する活躍を見せました。
1999-2000シーズンからはクリーブランド・キャバリアーズに移籍。アンドレ・ミラー選手やショーン・ケンプ選手などもプレーする超攻撃型チームにあって、精度の高い3ポイントシュートから得点を量産しました。

ショーン・リビングストン選手もクリッパーズでNBAデビュー

2004年のNBAドラフト全体4位で指名されたのが、ショーン・リビングストン選手です。
高卒のアーリーエントリーながら「NEXTマジック・ジョンソン」と称され、かなり高い評価を得ていました。しかしながら、不調にあえぐチームにあってもプロの壁は高く、プレー機会をなかなか得られないままクリッパーズを去ることになります。
その後は怪我に見舞われ定着できるチームに巡り会えず、ジャーニーマンとして8チームを転々。しかし、2014-15シーズンから所属したゴールデンステート・ウォリアーズで、彼の運命は一転することになります。ステフィン・カリー選手ら新世代が台頭する中で、貴重なベンチプレーヤーとして活躍。エースに集中するマークをかいくぐって得点を重ね、2015-16シーズンのNBAチャンピオンの座を獲得しました。

エリック・ゴードン選手は2007年加入

高校時代から逸材として評されていたエリック・ゴードン選手。
インディアナ大学1年次にアーリーエントリーでドラフトに。クリッパーズから全体7位で指名を受けてNBAの舞台に上がります。チーム事情により1年目から多くのプレー機会を得ると、シーズン平均16.1得点と立派な数字を残しました。
その後は、ニューオーリンズ・ホーネッツを経て、ヒューストン・ロケッツに在籍。オフェンススキルはひと通り揃っており、今後のロケッツの浮沈の鍵を握るプレーヤーの一人です。

モンスターダンクのブレイク・グリフィン選手は2009年に加入

現在のクリッパーズを支える精神的支柱であるブレイク・グリフィン選手は、2009年のNBAドラフト全体1位で加入。
大学2年次のアーリーエントリーでの加入でしたが、1年目は怪我のため不出場、実質2年目に公式戦デビューを果たします。
スケールの大きなプレーが魅力で、モンスターダンクとも呼ばれる大胆なダンクシュートが代名詞。ジャンプする相手の頭上から叩きつけるプレーでファンを魅了します。チーム成績は低調なものに終わりましたが、全試合に出場し、インパクトは十分で、満票での新人王を獲得しました。
オールスターゲームには連続出場中。クリッパーズの象徴として目指すは、2シーズン連続で敗れているカンファレンス・セミファイナルの突破、その先にあるファイナルの舞台です。

まとめ

ここ数年は戦力が整いつつあり、かつての弱小チームのイメージは払拭されつつあります。 ブレイク・グリフィン選手を中心としたチームがどこまで上位進出できるのか。 ドラフトで獲得した新戦力が活躍してくれるかもしれません。今後の動向に注目しましょう。