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新設から強豪へ躍進の開志国際女子バスケ部インターハイ2017予想

2017 3/16 09:28まりも
バスケットボール
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Photo by makieni / Shutterstock.com

2017年が開校4年目となり、同じくバスケットボール部創部4年目となる開志国際高等学校。女子は1年目から連続インターハイ出場。3年目にして男女ともにインターハイ出場、ベスト8進出と躍進を続けてきた1代目のメンバーが抜け、どのようなバスケットボールをしていくのか注目です。

開志国際高等学校とは

開志国際高等学校は、新潟県胎内市にある私立高等学校です。新潟県内では30年ぶりとなる全日制私立高校として、2014年に開校しました。国際コースと理数コースのほか、アスリートコースが設置されており、高度なトレーニングメニューと人間力を磨く文武両道の精神で、世界を目指すトップアスリートを育てています。海外研修や練習環境の充実、プロスポーツチームや大学などの高いレベルの選手との合同練習もでき、より高い水準を目指すことができます。

開志国際高校の総監督、富樫秀樹氏

バスケットボール部には、学校創設と同じくして本丸中学校で全国制覇を成し遂げた富樫秀樹氏が総監督として迎えられています。一生バスケットボールと関わりたいと思い教員を志した富樫氏は、田臥選手に続き日本人で2人目となるNBA契約を行い、現在千葉ジェッツで活躍している富樫勇樹選手を息子に持っています。
そして、富樫選手の中学時代のコーチとして、富樫選手が3年生の時に全国制覇を遂げています。U-16日本代表のヘッドコーチを務め、アジア3位入賞も成し遂げています。

短い歴史で多大なものを培ってきた開志国際高校女子バスケットボール部

部の設立1年目にして女子がインターハイ・ウィンターカップに出場し、3年目にして男女ともにインターハイに出場し、双方がベスト8に入るなど、快挙を成し遂げています。創部3年目で3年生としては集大成となったウィンターカップでは、全国大会2冠中で優勝校となった桜花学園と準々決勝であたり、両チームトップの24得点をシラソカナ・ファトー・ジャ選手が挙げ健闘するも、55-78と王者の貫禄を見せつけられ敗退しました。

中核として活躍し続けた3年生が卒業した開志国際高校の今後

創部3年で新設校から強豪校へと躍進した開志国際高校ですが、1年生の時から上級生がおらず、一線で活躍していた3年生が卒業した今年が勝負の年ともいえそうです。
2016年U-18日本代表にも選ばれた藤永真悠子選手は、メンタルが弱くゲームの立ち上がりがよくないと自身で評価しているものの、ドライブにスピードがあり、男子とやっても負けないと富樫監督が評するほどの実力の持ち主で、新生チームの中核としての活躍が期待されます。

開志国際高校の新人戦結果と今後

新潟県高等学校新人バスケットボール選手権大会では優勝したものの、スタートメンバーが怪我で欠場したこともあり、北信越高等学校新人バスケットボール選手権大会では、石川県の津幡高等学校に50-61で敗れ、ベスト8の結果を残しています。
新生チームの出来は不確かなものの、初代メンバーが抜けた今年が今後の開志国際高校バスケットボール部の将来が見えるものとなり得るために、創部から4年連続でのインターハイ出場と、男女双方がいい結果を出せるよう期待したいです。

まとめ

開校・創部ともに3年目とは思えない八面六臂の活躍ぶりに、今後の成長が期待される開志国際高等学校のインターハイ出場への未知数の期待値をお伝えしました。今後も、長く強豪校とよばれていく活躍を期待したいですね。