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低迷期脱出なるか?NBAオーランド・マジックの概要と注目選手

2017 2/16 19:10
バスケットボール
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Photo by Ververidis Vasilis/Shutterstock.com

古くはシャキール・オニール氏、またドワイト・ハワード選手の活躍で強豪チームだった、NBAオーランド・マジックの復活が待たれている。オーランド・マジックの概要と注目選手を紹介する。

チームの沿革と特徴

競技の人気拡大で、1989年、NBAは新規チームの参入を発表した。そのチームの1つがオーランド・マジックだ。
チーム結成当初は低迷が続いたが、1992年にNBAのドラフト全体1位でシャキール・オニール氏を獲得すると、チームは上昇曲線を描く。1993-94年シーズンには50勝32敗で初めてプレイオフ進出。翌1994-95年シーズンはNBAファイナルまで勝ち進む。しかし、オニール氏が優勝を目指しロサンゼルス・レイカーズに移籍すると、プレーオフ進出がやっとのチームになる。

最近の成績

2003-04シーズンから3シーズン続けてプレーオフ進出を逃したオーランド・マジックは、ドワイト・ハワード選手の成長と共に、再び上昇曲線を描く。2007-08年シーズンには52勝30敗の好成績。2008-09年には快進撃を続け、NBAファイナルまで進出している。
シーズン後ビンス・カーター選手を獲得し、さらなる飛躍が期待されたが、期待通りには行かなかった。2011-12シーズン後ドワイト・ハワード選手が移籍すると再び低迷期に入ってしまった。

高いテクニックで得点を重ねるフランス人エバン・フォーニエ選手

エバン・フォーニエ選手は、1992年10月29日生まれのフランス国籍の選手だ。フランスのプロバスケットボールリーグ、JSFナンテール、ポアチエ・バスケット86で活躍。
フランスリーグの活躍が認められ、2012年のNBAドラフト1巡目20位で、デンバー・ナゲッツから指名された。2014にトレードでオーランド・マジックに移籍すると2014-15年シーズンから中心選手として活躍、2015-2016年シーズンには1試合平均15.4得点を記録し、4年8,500万ドルの大型契約を勝ち取っている。

変幻自在のパスでゲームを支配するエルフリッド・ペイトン選手

エルフリッド・ペイトン選手は、1994年2月22日にアメリカ合衆国ルイジアナ州グレトナ生まれのポイントガードの選手だ。
ルイジアナ大学ラフェイエット校で頭角を現すと、2014年のNBAドラフトで、1巡目10位でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに指名されるもオーランド・マジックと交渉権がトレードされて、オーランド・マジックに入団した。ルーキーイヤーの2014-15年シーズンから全82ゲームに出場、1試合平均8.6得点6.3アシストを記録し、将来を嘱望される選手だ。

器用さを持つ大型選手二コラ・ブーチェビッチ選手

二コラ・ブーチェビッチ選手は、スイス出身でモンテネグロ国籍の213cmのセンタープレーヤー。高校3年次にアメリカ合衆国のカルフォニア州の高校に入り、大学は南カルフォニア大学に入学した。
2011年のNBAドラフトでフィラデルフィア・セブンティシクサーズに指名されると、わずか1シーズンでドワイト・ハワード選手を中心とした4チームが絡む大型トレードで、オーランド・マジックに移籍。マジック移籍後はチームの中心選手として活躍、2014-15年シーズンには1試合平均19.3得点、2015-16年シーズンは1試合平均18.2得点を獲得している。

まとめ

NBAオーランド・マジックの概要と注目選手を紹介した。オーランド・マジックは一時はNBAチャンピオンを狙える強豪チームだった。近年低迷しているが、若い選手が育ち、復活が待たれる。今後のオーランド・マジックに注目だ。