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20年連続プレーオフ、NBAユタ・ジャズの歴史と注目選手

2017 2/9 18:26
NBA 試合
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Photo by Adam Vilimek/Shutterstock.com

1980年代から1990年代にかけて20シーズン連続でプレーオフに駒を進めたNBAのユタ・ジャズをご存知だろうか。ここではプレーオフ常連チームだったユタ・ジャズの歴史や戦歴、現役注目選手について紹介する。

ジャズの名前はそのままに

ユタ・ジャズはNBAウェスタン・カンファレンスのンースウェスト・ディビジョンに属するチームで、本拠地はユタ州ソルトレイクシティ、ホームアリーナはビビント・スマート・ホーム・アリーナだ。
創設は1974年、当初はルイジニア州ニューオリンズでニューオリンズ・ジャズとして誕生した。ニューオリンズはジャズの発祥地として有名で、この名前が付く。1979年ソルトレイクシティに本拠地を移した時も、ユタ・ジャズとしてジャズの名前はそのまま残した。ファイナル進出2回、ディビジョン優勝7回を数えるが、未だ優勝はない。

輝ける戦歴、20年連続プレーオフ

ニューオリンズ・ジャズ時代は、得点王にも輝いたピストル・ピートことピート・マラビッチ選手をトレードで獲得して上位を目指すが、これといった成績は挙げていない。
20年連続プレーオフ進出が始まるのは1983-84シーズンからだ。1980年からのドラフト補強効果が現れて、プレーオフでは2回戦まで進む。その後も通算アシスト記録1位、スティール記録1位のジョン・ストックトン選手、通算得点記録2位のカール・マローン選手などを獲得してプレーオフの常連チームになった。
しかし2011-12シーズンを最後に、4シーズン連続でプレーオフには出場できていない。2016-17シーズンは21試合終了時点で12勝9敗と当落線上にいる。

ポイントゲッター、ゴードン・ヘイワード選手

ゴードン・ヘイワード選手は1990年生まれ、身長2.03m、体重103kg、背番号20のスモールフォワードだ。出身はバトラー大学で2010年のドラフトでユタ・ジャズから全体9位で指名を受け入団した。
1年目の成績は72試合に出場して、平均出場時間16.9、平均得点5.4と目立つほどではなかったが、着実に力をつけ、2015-16シーズンには80試合出場、平均出場時間36.2、平均得点19.7と大幅に成績を伸ばしている。2016-17シーズンは21試合終了時点で15試合に出場、平均得点22.8とチームリーダーとして活躍している。

出身はフランス、ルディ・ゴベール選手

ルディ・ゴベール選手は1992年生まれ、身長2.16m、体重111kg、背番号27のセンタープレーヤーだ。出身はフランスで、2013年のドラフトではデンバー・ナゲッツに指名されたが、トレードでユタ・ジャズに移籍している。
1年目は45試合に出場して、平均得点2.3、リバウンド3.4とどちらも満足な数字は残せなかった。2年目の2014-15年は全試合に出場すると、平均得点8.4、リバウンド9.5と成績は大幅にアップする。2016-17年は219試合終了時点で、全試合にスターティング出場、平均得点10.6、リバウンド11.1とリバウンドチームリーダーとして活躍中だ。

ガードならお任せ、ジョージ・ヒル選手

ジョージ・ヒル選手は1986年生まれ、身長1.90m、体重85kg、背番号3のガードだ。出身はインディアナ大学-パデュー大学インディアナポリス校で、2008年のドラフトで、サンアントニオ・スパーズに1巡目指名され入団した。その後、2011年にはインディアナ・ペイサーズにトレードで入団、ユタ・ジャズ入団は2016年になる。身長は1.90mとさほどではないが、卓越した運動神経でポイントガード、シューティングガードをこなす。
2016-17年は第2週に自身初受賞となる週間最優秀選手に選ばれた。21試合終了時点で11試合に出場、平均得点20.0平均アシスト4.2とチームを引っ張っている。

まとめ

ユタ州ソルトレイクシティを本拠地にするユタ・ジャズについて、歴史、戦歴と共に現役注目選手を紹介した。ここ4シーズンはふがいない成績で終わったが、2016-17年はそこそこの成績を挙げている。かっての勢いが戻るかもしれない。