成長期に食事を工夫して骨を伸ばすというサポート法も
バスケットボール選手と一口に言っても、小中学校、高校、大学、社会人やプロといった段階があり、成長期における選手と大人になった選手では身体作りのための食事の摂り方や必用カロリーなども異なる。
バスケットボール選手は身長が高い方が有利なので、成長期に食事を工夫して身長を伸ばすという方法がある。身長が伸びる要素として一般的に言われているのが睡眠を充分とって適度な運動を行うこと。
そして食事の工夫によっても身長を伸ばせる可能性があるのだ。
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スポーツと食事との関係は非常に密接だ。毎日摂取している食べ物から身体が作られているからだ。スポーツの中でも競技によって運動の密度は異なるが、バスケットボールは極めて運動密度が高い競技であり、バスケ選手はスタミナが付く食事を摂ることが重要だ。
バスケットボール選手と一口に言っても、小中学校、高校、大学、社会人やプロといった段階があり、成長期における選手と大人になった選手では身体作りのための食事の摂り方や必用カロリーなども異なる。
バスケットボール選手は身長が高い方が有利なので、成長期に食事を工夫して身長を伸ばすという方法がある。身長が伸びる要素として一般的に言われているのが睡眠を充分とって適度な運動を行うこと。
そして食事の工夫によっても身長を伸ばせる可能性があるのだ。
身長が伸びるためには、タンパク質、カルシウム、亜鉛、マグネシウムという4つの栄養素を食事などから摂取することが重要とされている。
中でもタンパク質は骨や筋肉を作る成長ホルモンの分泌を促す役割を持つので、成長期には最も大事な栄養素だ。タンパク質を含んでいる食品には肉・魚・卵・豆類・乳製品などがある。肉類の中でも豚肉にはタンパク質以外でビタミンB1も豊富なので意識的に食べると効果が期待出来そうだ。
カルシウムは骨を成長させて強化してくれる栄養素だ。
身長が伸びる原因は骨が伸びるということだ。女子は小学校高学年ぐらいから、男子は中学校ぐらいから骨がグンと伸びる。なのでこの時期に骨をしっかりと硬く伸ばすことを食事でサポートするのだ。
牛乳、乳製品、大豆製品、海産物などにはカルシウムが多く含まれている。マグネシウムはナッツなど豆類やほうれん草などに含まれ、亜鉛が多い食品は牡蠣などがある。
年齢を問わずバスケットボール選手におすすめの食事についてだ。
バスケットボールは急ダッシュやジャンプ、攻守が一瞬で変わる競技なので、運動密度が高くスタミナを要する競技だ。そのため、スタミナ切れを起こさない体力を付けるための炭水化物やある程度の糖分や脂質も必用だ。
但し、試合の直前にこれらを摂取し過ぎると腹痛を起こしてしまう可能性があるので、試合直前や試合中のピリオド間には、スポーツドリンクなどで水分や糖分を補う程度に留めよう。
バスケットボールが上手くなる食事というのはないが、日頃の食事から、持久力がある身体や柔らかい筋肉を作るための努力や工夫をすることは重要だ。燃やす脂肪が少なければスタミナが切れるので、体脂肪は15%以上あるのが理想。
NBAの試合を見ていると、サッカー選手などと異なり意外にもふっくらとした体型の選手が多いことに気が付く。食事以外ではできるだけタンパク質が多いプロティンを日常的に補給している選手も多い。
今回はバスケ選手と食事について考察した。バスケットボールは、高いスタミナと俊敏性が要求される球技だ。そのため、持久力の素となる炭水化物や身体の切れを作るために必要な栄養素を摂取しておく必用がある。