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バスケットボール・歴代パスの名選手は誰?

2017 1/10 23:42
バスケットボール パス
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Photo by Aspen Photo/Shutterstock

世界最高峰のバスケットボールリーグであるNBAでは、まさに背中に目があるような意外性のあるパスを出す選手が数多く存在する。 そしてそれがバスケの醍醐味の一つだ。そんなワクワクするパスを見せてくれるパスの名手を紹介する。

NBA5度優勝のマジック・ジョンソン

マジック・ジョンソンは、1980年代にロサンゼルス・レイカーズで5度のNBA優勝に貢献したスター選手だ。 彼の背番号32番はレイカーズの永久欠番になっている。
シュート・ドリブル・パス、いずれの精度も非常に高いものをもっているが、特に彼のノールック・パスは単に全く見ていない方向にパスを出すだけではなく、フェイクを入れたり、レッグスルーやハンドリングを絡めるといった、彼独自の動きを完成させた。

歴代最多のアシスト、スティール記録をもつジョン・ストックトン

ジョン・ストックトンはNBAでは少数派に数えられる白人選手の名選手・名ポイントガードだ。
1992年・1996年にはアメリカ代表として2大会連続のオリンピック金メダルにも貢献している。 50人の偉大な選手にも選ばれている他バスケットボール殿堂入りも果たしている選手だ。
コート全体を見渡せる幅広いフィールド・ビジョンを持ち、その中で正確なパスを出し続け、アシストを量産した選手だった。トリッキーというよりも正確性にあふれたパスを駆使していた名選手だ。

「背中にも目がある」スティーブ・ナッシュ

スティーブ・ナッシュはNBAのフェニックス・サンズなどで活躍した名ポイントガードだ。 「背中にも目がある」と称される広いコートビジョンを持ち、非常に的確なパスを出す選手だ。
ナッシュが出場している試合と出場していない試合ではサンズの得点力が大きく異なるように、ナッシュのパスセンスは客観的な数字が明らかになっている。
NBAオールスターに8回出場し、NBAのMVPも2回獲得するなど、名実ともに素晴らしい成績を残したプレーヤーなのだ。

5度のアシスト王ジェイソン・キッド

ジェイソン・キッドは、歴代屈指のゲームメイカーと言われる選手だ。その実績は5度のNBAアシスト王という称号にあるように輝かしいものと言える。
2001?2002シーズンのNBAネッツは、キッドが出場するかしないかでその勝率が大きく異なった。それほど、ゲームへの影響が大きい選手だったと言える。
キッドの人気はそのトリッキーなキラーパスであり、そのパスを武器にNBAオールスターに9回出場している。 また、2000年・2008年にはそれぞれアメリカ代表としてオリンピックに出場し、金メダルに輝いている。

日本人初のNBAプレーヤー田臥勇太

田臥勇太は日本人として初のNBAプレーヤーになった選手だ。 彼は、その俊敏性と共に、類まれなパスセンスを持ち、そのパスとスピードでNBAの舞台に上り詰めた。
チームメイトの折茂武彦曰く「勇太は欲しいところにズバっとパスが来る。他の日本人ガードとは違う目を持っている。」と評価しているが、まさに、当時の日本人としては考えられないところにパスを出す選手だった。
現在のBリーグ栃木の選手として、そのパスセンスをいかんなく発揮している。

まとめ

一言にパス、といっても様々な種類が存在する。相手に正確に通すもの、トリッキーなもの、様々だ。 そして、華麗なものかどうかは別としても、パスがなければシュートは生まれないのだ。