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大きな意味を持つ、バスケットボールの掛け声とは?

2017 1/10 23:42
バスケットボール ハドル
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Photo by Christopher Halloran/Shutterstock

チームスポーツで実際のプレー同様に重要視されているのが声。コーチングであったり仲間を鼓舞するものであったり、その種類は様々だが、特にテンポの速いバスケットボールでは重要なテクニックの1つとも言える。そんな声に関するエピソードを紹介する。

ポイントガードは試合中に最も声を出す必要があるポジション

ポイントガードはチームの司令塔と言われるポジション。ボールを持っている時はもちろんだが、ボールを持っていないときにも例えば飛行機の管制塔の様な役割を果たさなくてはならず、管制塔が飛行機に離発着や待機の指示を出す事でスムーズに飛行機が飛び立つ事ができるように、ポイントガードが声をだすことでチームの攻守に渡る戦い方を整理しなくてはいけない。
また、味方がディフェンスリバウンドを取った時にも、ポイントガードは必ず声をだすこと。 その味方が目で探すよりも声をかけた方が圧倒的に早く反応することが出来る。

NBAやBリーグの選手もプレー中は常に声をだしている

世界最高峰のプレーを見ることができるNBAやBリーグの試合をアリーナで観戦すると、試合中の選手が常に声を出している事に多くの方が驚く。 特にディフェンスの時は、ポジショニングなどのコーチングの声を休みなく発しており、それは世界最高峰のバスケットボールリーグであるNBAでも同様で、どんなスーパースターでもコーチングの声や味方を鼓舞する声を聞くことが出来る。
アリーナで試合を見る時には、スーパースターたちの声に注目して観戦してみるのもおすすめだ。

チームの士気を高める円陣の掛け声

バスケットボールの掛け声で最もよく目にするのは円陣での掛け声。試合前に作る円陣で声をだすことで試合に向けて試合に向けてチーム全員の士気を高める。
この掛け声はチームによって様々で、スタンダードな「ファイト!オー!」や、人気漫画スラムダンクで行われていた「俺達は!強い!」。また試合中のタイムアウト終了時には「ディーフェンス!」などの今気をつけなければならない事をチーム全員で声を出すことで、よりその意識を高め、またモチベーションを上げる効果もある。

マイケル・ジョーダンがプレーしていた頃のシカゴ・ブルズの掛け声

世界最高峰のNBAでも円陣や掛け声はもちろん行われており、2000年代のデトロイト・ピストンズで行われていたラシード・ウォーレス氏が中に入りダンスを踊る円陣は大きな人気を集めた。
掛け声として人気を集めたのはマイケル・ジョーダンがプレーしていた1990年代のシカゴ・ブルズの掛け声。
当時在籍したクリフ・リビングストン氏などが「WHAT TIME IS IT?」と声をかけるとチーム全員で「IT'S GAME TIME ! WOO !」と答えるもので、あまりのかっこよさに皆がマネをした。

チームを後押しするファンの掛け声

掛け声でもう1つ欠かす事ができないのは、ファンの掛け声。 NBAやBリーグなどバスケットボールでは野球のトランペットやサッカーのタイコのように鳴り物を使った応援は禁止。その為、声や手拍子だけで応援することとなる。
バスケットボールはこのファンによる掛け声もチームを支える大きな要素の1つ。試合は屋内で行われるのでまとまった掛け声は大きなうねりとなりチームを後押しする。
Bリーグではこの掛け声を各チームのチアリーダーが先導してくれるので、初めての人も安心だ。

まとめ

バスケットボールでは他のスポーツ以上に重要な要素となっている掛け声。その掛け声にまつわるエピソードを紹介した。 バスケットボールを観戦する際に一度声にも注目してみてはいかがだろうか。