セカンドゴロの二塁手は補殺、一塁手は刺殺
数ある野球の記録の中でも「補殺」と「刺殺」はあまり注目されないこともあって、違いを理解しているファンは少ないかも知れない。観戦する上で知らなくても大きな問題はないが、違いを知っていればより楽しめることは確かだ。「補殺」と「刺殺」について、株式会社グラッドキューブのCEO金島弘樹が解説する。
まず「補殺」とは、守備選手が打者や走者を間接的にアウトにすること。セカンドがゴロを捕球してファーストに投げてアウトになった場合、セカンドに補殺1がつく。
「刺殺」とは、守備選手が打者や走者を直接的にアウトにすること。セカンドゴロの例で言えば、一塁ベースを踏んで送球を受けたファーストに刺殺1がつく。
歴代最多補殺記録は1月17日に死去した中日の名セカンド・高木守道の通算5866補殺。地味だが、「守備の名手」の証明でもあり、ひとつずつ積み上げた結晶だ。
ショートで最多は阪神退団が決まっている鳥谷敬の5292補殺。2006年には490補殺をマークするなど、ゴールデングラブ賞を6度受賞した守備力を物語っている。
スパイア [SPAIA] ちゃんねる
【入門編】野球の「補殺」と「刺殺」の定義を分かりやすく解説。三振は投手・捕手どちらの○殺か?