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埼玉西武ラインズのスポンサーの豆知識!

2016 9/16 20:29
埼玉 西武ライオンズ
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Photo by Everything/Shutterstock.com

プロ野球で忘れてはいけないのがスポンサーだ。
応援したいチームが頑張れるのも、スポンサーが継続して支援してくれるからこそ。
今回は埼玉西武ライオンズのスポンサーを紹介する。

ユニフォームはおまかせ!頼れるスポンサー【マジェスティック】

野球では必ずユニフォームを着る。プロともなれば試合中に激しい交錯プレーなども多いので、丈夫なユニフォームが不可欠だ。このユニフォームを供給するスポンサーをサプライヤーという。スポンサー料としてお金の代わりに物を提供する契約を交わす。マジェスティック社はアメリカメジャーリーグの公式ユニフォームサプライヤーとして実績をもつ会社だ。2016年シーズンから埼玉西武ライオンズのチームユニフォームを供給することになった。
この場合マジェスティック社が得るメリットは、「プロ野球の公式ユニフォームサプライヤー」という称号だ。この称号があることで、自社製品の高品質をアピールすることができるわけだ。もちろんユニフォームの胸部分にも同社のロゴが表示されるので、広告効果も絶大なものがある。

15年間にわたりスポンサーをつとめた【ナイキ】

2016年シーズンからユニフォームのサプライヤーがマジェスティック社になる前、実は2001年から2015年まで、「ナイキ」が西武ライオンズのユニフォームのサプライヤーだった。
ナイキはスパイクやグラブのサプライヤーとしては有名だが、実は日本の球団でナイキのユニフォームを採用しているのはライオンズだけだった。プロスポーツでのスポンサー契約は短い場合は1年単位、もっとも多いのが3年単位での契約だ。あまり長い契約期間を交わさないのは、プロスポーツの場合、チームの成績の上下によってスポンサーのイメージも上下してしまうというリスクがあるからだ。
ライオンズはナイキがスポンサーになってからリーグ優勝3回、日本一2回という好成績を残してきた。そのため15年間という長期にわたり信頼関係を結んでこれたのだろう。

ヘルメットスポンサーは契約金も高額!

ユニフォームと同じくらい重要なのが「ヘルメット」のスポンサーだ。バッターボックスに立つ選手がテレビ画面や球場のバックスクリーンにアップで映るとき、ヘルメットに刻まれたスポンサーの名前もはっきり映る。選手が1試合に打席に立つ回数は、9回表で終了した場合でも「8回×3人=24回」もある。そのたびに全国で何万人何十万人もの人たちが同じ企業の名を目にするわけだ。その宣伝効果たるや凄まじいものがある。だからヘルメットのスポンサー料は非常に高額になるわけだ。

埼玉西武ライオンズのヘルメットスポンサーの変遷

ヘルメットのスポンサーは契約金が非常に高額であるため、長期の契約ではなく、2年ないし3年で交代するという例が多いようだ。埼玉西武ライオンズの場合は、2001年から2015年のあいだに、JOMO ジャパンエナジー、ピザーラ、バイトルドットコム、カナディアン・ソーラーとスポンサーが交代している。
そして2015年シーズンからスポンサーとなっている「ベルーナ社」は、地元埼玉の通信販売企業だ。やはり地元の企業に支援してもらうとチームとしてもがんばろう!という気持ちになる。

球団経営にとってはゲームスポンサーの存在も重要!

9回裏の逆転ホームラン、真っ向勝負のストレートで三振スリーアウト。野球観戦でもっとも興奮する時間だ。 当然ファンとしては大騒ぎになるわけだが、少しだけ冷静になって、球筋の向こうに映し出されるスポンサーの看板にも注目してみて欲しい。バックネットやセンターバックスクリーンの周辺に企業名が大映しになっている。これがゲームスポンサーだ。
基本的に1ヶ月単位での契約だが、人気スポーツであるプロ野球の場合、ゲームスポンサー料は高額だ。バックネットだと最低でも1億円、バックスクリーンでも数千万円は下らないそうだ。
ちなみに埼玉西武ライオンズの2016年6月のゲームスポンサーには「エビスビール」や「オリオンビール」が名を連ねている。ゲームスポンサーの種類も季節を反映していて面白い。

まとめ

埼玉西武ライオンズのスポンサーについてまとめてみた。
野球ファンにとっては普段ほとんど意識しないスポンサーだが、チーム経営やプロ野球全体の活性化にとっては欠かせない存在だ。
ぜひこれからは、ご贔屓のチームスポンサーについてチェックしてみて欲しい。