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マツダスタジアムをデータで分析 三塁打・内野安打が多く「機動力野球」にマッチ

2019 3/10 07:00SPAIA編集部
マツダスタジアム,ⒸSPAIA
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カープの伝統「機動力野球」が活きる球場

最後に、昨季マツダスタジアムで記録された安打の内訳に注目してみたい。セ・リーグ球場で、マツダスタジアムが群を抜いて多いのが三塁打だ。昨季の三塁打は34本。次に続くのは神宮球場の22本と大きな差がある。最少の東京ドーム(11本)と比較すると3倍もの三塁打が記録されている。

【セ・リーグ球場の三塁打数(2018年)】
マツダスタジアム:34本
神宮球場    :22本
ナゴヤドーム  :21本
甲子園球場   :19本
横浜スタジアム :12本
東京ドーム   :11本

パ・リーグ球場も含めて全体では、マツダスタジアムはZOZOマリンスタジアム(37本)に次いで2位。3位がメットライフドーム(33本)となる。この3球場に共通するのは、両翼100メートル・中堅122メートルの広さに加え、外野フェンス上部に「金網」が設置されていることだ。ラバーフェンスは一定の方向と強さでボールが跳ね返ってきてくれるが、金網は不規則な跳ね返り方をすることがある。そういったときに三塁打が生まれやすくなる。

昨季のマツダスタジアムで最多の三塁打を記録したのはリードオフマンの田中広輔。5本もの三塁打(他球場を含めるとセ・リーグ最多の10本)を放ち、足でチャンスを広げた。

もうひとつ注目したいのが、内野安打の多さ。昨季のマツダスタジアムはセ・リーグ球場で2位、全体3位となる115本の内野安打を記録した。これはクッション性が高く、打球の勢いが弱まりやすい天然芝の影響だろう。マツダスタジアムよりも内野安打が多かったZOZOマリンスタジアム(117本)、ナゴヤドーム(116本)は昨季から人工芝が新しいものに張り替わったばかりで、こちらも芝の影響と見てよさそうだ。

昨季のマツダスタジアムで最多の内野安打を放ったのは、野間峻祥(17本)。

2018,セ・リーグ,内野安打割合ランキング

※データスタジアム調べ


野間は全安打のうち内野安打が23.3%を占め、この割合はセ・リーグの打者(50安打以上)で2位。足とホームの特性を活かしてレギュラー定着にこぎつけた。

広島といえば、昔から「機動力野球」は伝統芸。三塁打と内野安打が出やすいマツダスタジアムは、その武器を活かせるチームの特性にマッチした球場だと言えそうである。

※数字はすべて2018年シーズン終了時点

(本文:青木スラッガー)


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