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マツダスタジアムをデータで分析 三塁打・内野安打が多く「機動力野球」にマッチ

2019 3/10 07:00SPAIA編集部
マツダスタジアム,ⒸSPAIA
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「左右非対称」のグラウンド構造による打者への影響は?

打者と投手、どちらに有利ということもないマツダスタジアムだが、他球場にはない個性的な特徴がある。大リーグでよくある「左右非対称」のグラウンド構造である。前述のように、ホームからポールまでの距離は、左翼が右翼より1メートル長い。

この数字を見ると、右打者が本塁打を打つのには不利な環境のように思えるが、実は左中間・右中間の構造も異なっている。右翼側はポールから中堅にかけて扇状に膨らんでいるが、左翼側はポールから、左翼手の定位置の少し奥あたりまでが直線となっており、右中間に比べて左中間が浅くなっているのだ。

マツダスタジアム,インフォグラフィック,ⒸSPAIA

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昨季のマツダスタジアムで記録された150本の本塁打のうち、左方向への本塁打は83本。割合にすると55%で、これは東京ドームの56%に次いで2番目に高かった。また、右方向への本塁打割合(34%)と、左打者の本塁打割合(38%)は、浜風で左打者に不利とされる甲子園球場とほとんど変わらない。

マツダスタジアム,インフォグラフィック,ⒸSPAIA

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昨季の広島の打者で、マツダスタジアムで最も多く本塁打を放ったのは丸佳浩(20本)だったが、ビジターチームではDeNA・ソト、中日・ビシエド(5本)と右打者が最多本塁打をマークしている。どちらかというと、引っ張りが得意な右打者にとってポールまでの遠さはあまりマイナスにならず、左中間の浅さが恩恵として働いているのかもしれない。

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