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オリックス・吉田正尚 豪快なフルスイングの陰で光る対応力

2018 10/20 11:00SPAIA編集部
吉田正尚,ⒸYoshihiro KOIKE
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ⒸYoshihiro KOIKE

プロ3年目で初めてフルシーズンを通して活躍

2018年シーズン、かつての大学日本代表の4番打者がプロでその才能を開花させた。オリックスの吉田正尚である。

2015年ドラフト1位でオリックスに入団した吉田は、1年目のシーズン62試合に出場し、打率.290、10本塁打という結果を残した。そのまま2年目も活躍が期待されていたが、怪我で出遅れてしまう。怪我が癒えた7月中頃から1軍に昇格すると、63試合に出場し打率.311、12本塁打と試合に出場さえできれば主軸を打てるだけの力があるところを見せた。

今度こそ年間を通して活躍したいと臨んだ今シーズン、ついにその能力が発揮された。打率.321で堂々のリーグ4位、本塁打と打点でも26本塁打・86打点ともにトップ10入りを果たした。さらに出塁率は4割を超え、西武の秋山翔吾を上回るリーグ3位に食い込んだ。

そんな吉田についての様々なデータを見ていくと、あの豪快なフルスイングのイメージとは違い、対応力にも優れていることがわかる。

苦手とする球種がなく、左投手も打ち砕く吉田

吉田正尚,球種別打撃成績

対応力と聞いてまず思い浮かべるのが変化球への対応だ。球種別の打率を見ると、フォークとシュート以外の球種では3割以上の打率を残している。フォークに関しても77打数で18三振を喫してはいるが、打率.273と打つのが難しいといわれる落ちる球にもしっかりと対応している。

また、ストレートに関しても.359と高打率をマーク。カーブ、チェンジアップの遅いボールに対しても3割以上を記録しており、緩急への対応も問題ない。相手バッテリーからすると特定の変化球や緩急で抑え込むことが難しく、どんなボールにも対応してくるので、打ち取るのに苦労する打者であることがうかがえる。

ここまで球種別の対応力を見てきたが、次に左右投手別の対戦成績を見ていく。

吉田正尚,対左右投手別打撃成績

左右どちらの投手相手にも3割以上の打率を残している。相手ベンチからすると、吉田を終盤で迎えた際に左投手を出しても抑え込むことが難しく、厄介な存在だ。

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