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巨人岡本は通算1本から今季33本、自身初「2桁本塁打」を達成した9名の選手たち

2018 10/21 11:00青木スラッガー
岡本和真,ⒸYoshihiro KOIKE
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ⒸYoshihiro KOIKE

「シーズン2桁本塁打」の意味

今シーズンのプロ野球も、たくさんの新たな才能の登場があった。

例えば、チームの主砲に成長した巨人・岡本和真やロッテ・井上晴哉。中日・高橋周平、楽天・田中和基、ヤクルト・西浦直亨はレギュラーに定着し、阪神・大山悠輔や楽天・内田靖人も後半戦の活躍でその座にかなり近づいた。

実はこの名前を挙げた7名には共通点がある。今シーズン、プロ入り初めて「2桁本塁打」に到達したのだ。「2桁本塁打」はプロ野球に関する情報を追っていると、なにかとよく出てくるキーワードである。

今シーズン11本塁打をマークした巨人の阿部慎之助は「入団以来18年連続2桁本塁打」達成となり、長嶋茂雄の17年連続を抜いて球団記録となった。反して、引退する中日の荒木雅博はプロ23年間で一度も2桁本塁打を達成したことがないが、これは通算2000安打以上52名の中で唯一の例だ。

また海の向こうでは、エンゼルスの大谷翔平がベーブ・ルース以来100年ぶりとなる「2桁本塁打&2桁勝利」を期待された。1年目でクリアとならなかったが、この数字は今後も大谷の目標となっていくことだろう。

こういった話題で「2桁本塁打」というワードが使用される場合、打者の「長打力」を評価する意味合いがある。長打力を測る1つの目安となる本数なのだ。

前年0本から30本超えを記録した新大砲・岡本和真

「長打力のある打者」の仲間入りを果たした冒頭の7名。最も衝撃的なブレイクとなったのは、巨人「第89代4番」として33本塁打をマークした岡本だ。

2018年自身初シーズン2桁本塁打を達成した選手

今シーズン4年目の岡本は前年15試合で「0本塁打」。ルーキー年はプロ3打席目となる代打出場で初本塁打を放つ鮮烈なデビューを飾るも、2・3年目はノーアーチ。「伸び悩み」も心配されたが、それを払拭するどころが、何段階も壁を飛び越えて球界トップクラスのスラッガーに成長した。

「幕張のアジャ」こと井上晴哉も前年「0本塁打」からの大出世だ。開幕4番スタメンに抜擢されると、2戦目で自身初の1試合2ホーマー。そこから序盤は不振に陥った時期もあったが、7月は7本塁打に打率4割で月間MVPを受賞するなど壁を乗り越えてロッテの4番に定着した。最終的に24本塁打をマーク。今後は球団で千葉移転後初となる日本人の30本塁打超えに大きな期待がかかる。

もうひとりパ・リーグで30本塁打超えの可能性をみせたのが、楽天の2年目スイッチヒッター田中和基だ。代走や守備固め要因だった前年の1本から今シーズンは18本。楽天の生え抜き選手で最多の本数を105試合の出場で達成した。さらに21盗塁もマークしているため、今後はスイッチヒッターで松井稼頭央以来史上二人目となるトリプルスリーも夢ではないだろう。

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