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もし、東京ヤクルトスワローズが優勝したらどうなる?

2016 9/2 12:22
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今年もリーグ優勝なるか

2015年度のセ・リーグ優勝争いは、見事14年ぶりに東京ヤクルトスワローズが1位の座を勝ち取った。

14年ぶりのリーグ優勝、そして1978年以来7度目という成績から見れば、今季の連続優勝は困難かと思える。だが、昨年度に就任した真中満監督は1年目でチームを優勝に導き、「マナカイズム」と呼ばれる改革をもたらした。

そこから考えると今シーズンの優勝も夢ではなく、世に知れ渡った「マナカイズム」がブームを巻き起こすことも考えられる。

ヤクルトの優勝記念セールとは

昨年、リーグ優勝を果たした際は

●東急百貨店……首都圏を中心とした13店舗で商品の特別価格提供、記念福袋の販売、ヤクルト飲料の特別セールを実施
●イオン……都内13店舗が衣料品や食品を通常の5~20%引きで販売
●セブンイレブン……揚げ物商品を対象に割引販売
●ヤクルト……飲料の商品の割引(自動販売機、直売店店頭、ヤクルトレディの訪問販売全て含む)
●さくら野百貨店……3店舗で「特典たっぷりの優勝おめでとうセール」

が行われた。今年度に連覇達成となれば、更に規模を広げセールが行われるものと予想される。

ヤクルトスファンの増加

ヤクルトと言えば、都心の明治神宮球場を本拠地とする好立地。明治神宮を始め、外苑の銀杏並木から代々木公園までお出かけスポットも近く、ファンに限らず球場の位置は認知しているだろう。

また、毎年神宮球場とその周辺で同日に行われる夏の花火大会は、「都会のど真ん中で見られる花火大会」として人気が定着している。プロ野球人気が高まっている今、ヤクルトが連続優勝すれば、応援のために球場を訪れる人も増えるかもしれない。

振るわなかった時代から人気上昇、そしてV2

東京が拠点のヤクルト。過去、同じく東京に拠点を持つジャイアンツ'の陰で、人気・実力共に振るわなかった時代もあった。

しかし、高津臣吾や石井一久のようにメジャーに挑戦する選手、後の監督・若松勉や古田敦也のような選手が活躍し始めた頃から徐々に人気が上昇。現在は、真中監督の意識改革により強いヤクルトを目指しV2を狙っている。

独特な応援と盛り上がり

ファンがビニール傘を振り上げ、楽しそうに東京音頭を歌い応援するスタイルが有名なヤクルト。最初にこの応援を始めたのは、ヤクルトが不振だった時代から応援し続けている男性ファンだといわれている。

傘を振り上げるのは「少しでも人数が多く見えるように」とのこと。当初、傘の色はチームカラーの緑色だったが、現在は女性や子供用に可愛らしいカラフルな傘も販売されている。そして、マスコットキャラクターの「つば九郎」と妹の「つば美」、友達の覆面レスラー「トルク―ヤ」が、毎回チームやファンと共に応援席を盛り上げている。