プロ初完封
16日に神宮球場で行われたヤクルト対巨人戦で、原樹理が9回を投げて被安打4、12奪三振と文句のつけようがない投球を見せ、プロ初となる完封勝利を達成。しかし、この日の影のヒーローはスタメン捕手として出場し、好リードを見せ原を引っ張り、5回にはタイムリー二塁打を放ち追加点を奪った捕手の井野卓だった。
8月2日から原とバッテリーを組んだ井野は7回2失点の投球を見せ、次の9日の試合でも6回3失点とQSを達成。そして16日には完封と、相性の良さを見せている。計算すると、原が先発し、井野がスタメンの時の防御率は1.64。原のシーズン防御率が3.47であることを考えると、その差は大きい。
16日のヒーローインタビューで「中継ぎを経験して、一球一球の大切さに気がついたことが完封勝利に繋がった」 と原が語っていたように、井野のリードだけが好成績に結びついたとは言えない部分もある。だが、同時に「井野さんが引っ張ってくれた」とも語っており、少なからず好影響を与えてはいるようだ。