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中日の平田が今シーズン4人目のサイクル安打 シーズン最多は2003年の5人

2018 8/16 21:31SPAIA編集部
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今シーズン4人目のサイクルヒット

中日の平田良介が16日、ナゴヤドームのDeNA戦で自身初となるサイクルヒットを達成した。

1番・右翼で先発出場した平田は初回に先頭打者本塁打の6号ソロを放つと、2回の2死満塁で2点適時二塁打、4回にも先頭打者で二塁打、1死走者なしの5回には三塁打を放った。記録にリーチがかかった状態で迎えた7回、3番手の平田慎吾のボール2球を見送った直後の3球目140キロ超の直球を一振り、左前に運ぶと、自身初の5安打と同時にプロ野球史上68人目の記録を達成した。

今季は既に柳田悠岐(ソフトバンク)、山田哲人(ヤクルト)、桑原将志(DeNA)が達成しており平田は4人目。同一シーズンで4人の達成者が出るのは1952年と2003年で15年ぶり3度目となる。

シーズン最多は2003年の5人

年間通して1度も出ないこともあるサイクルヒットが、今シーズンは約100試合が終わって既に4人とかなりのハイペースで達成されている。

シーズン最多記録は2003年の5人。達成者の1人目はオーティズ(オリックス)、2人目は福留孝介(中日)だが、この年はさらに珍しいことに稲葉篤紀(ヤクルト)と村松有人(ダイエー)の2人が7月1日に史上初の同日サイクル安打を記録し、なんとその翌日の2日に桧山進次郎(阪神)が5人目の達成を果たした。滅多にお目にかかれない偉業が2日間で3つも達成された年だった。

残り約40試合、シーズン最多記録に並ぶのか。終盤へ向け優勝争いとともに目が離せないトピックがまた一つ追加された。