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西武、新外国人入団でリリーフ陣充実 齊藤大ら若手の台頭にも期待

2018 8/4 09:00栗栖章
クリス・マーティン,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

西武に新助っ人加入!

西武は7月26日、新外国人投手のクリス・マーティンと契約したことを発表。マーティンは201cmの長身と右腕で今季3Aではリリーフとして登板している。今後も起用されるのであればブルペンに戦力が加わったことになる。

7月5日には抑えの増田達至が登録を抹消されており、代わりに抑えとして起用されていたカスティーヨも右肘の張りを訴え7月20日に登録を抹消された。是非ともリリーフ投手が欲しい西武は、マーティンの活躍を期待している。

他にもリリーフとして台頭し始めている投手がいる。5月15日に支配下選手登録されたヒースがその一人だ。ヒースは2014年に広島へ入団すると、先発として3勝を記録。翌年はリリーフへと転向し、43試合を投げて防御率2.36と結果を残した実績がある。

西武でもリリーフとして期待されて入団し、7月29日時点で18試合投げ、防御率2.70、8HPを記録している。7月は既に10試合投げており、22・25・26日と短期間のうちに3勝をマーク。戦力になっていると考えて間違いないだろう。

若手投手の台頭も

日本人投手も負けておらず、頭角を現してきた齊藤大将は、20日に行われた楽天戦でプロ初登板を果たすと1回を無失点に抑え、さらに25日のオリックス戦では2回1/3とイニングをまたいで好投を見せている。そして29日のロッテ戦で1失点したものの1回2/3と、またしてもイニングをまたぎ、見事勝ち投手となった。

二軍では18試合(先発4試合)を投げ、0勝5敗、防御率5.08といまひとつの成績だったが、本領を発揮してきたようだ。まだ3試合の登板だが、ドラフト1位ルーキーの活躍も見逃せない。

また、二軍で活躍している中塚駿太は2年目の右腕だが、既に32試合でチームトップの登板となっている。 防御率も2.23と良好で32回1/3を投げ、奪三振も35回を記録。リリーフとしての適正は確かなものを見せている。だが、与四球も22を記録しており、一軍でも2試合2回を投げて与四球4、防御率18.00と失点を許してしまった。“未完の大器”と呼ばれている右腕の台頭にはもう少し時間が掛かりそうだ。