「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

巨人・ヤングマンが3勝目 二軍で光る外国人選手の活躍に期待

2018 7/24 12:22栗栖章
巨人,ヤングマン,ⒸSPAIA編集部
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸSPAIA

3戦3勝の助っ人右腕

7月17日の阪神対巨人の試合で、ヤングマンが7回10奪三振2失点の投球で白星を挙げた。これでヤングマンは3戦3勝。まるで、昨季まで在籍したマイコラスの穴を埋めてくれるのではないかと期待できるほどの活躍だ。

元々ヤングマンは2015年にメジャーで9勝を挙げた実績があり、198cmの長身から投じられる角度のある球を評価する声は開幕前からあった。だが、外国人枠が日本で実績のあるマシソン、カミネロ、マギー、ゲレーロの4選手で埋まっていたため、開幕から二軍での登板を余儀なくされていた。

しかし、ヤングマンは二軍で腐ることなく、12試合に登板して7勝2敗、防御率1.43の活躍を見せる。この間に残した防御率と勝利数、勝率(.778)は、現時点でもイースタン・リーグの1位を守っており、残した成績の大きさを感じさせられる。

それだけに、一軍初登板が7月1日となってしまったことには、もったいなさを感じさせるが、今後のヤングマンの活躍には期待が持てる。優勝に向けて、投手陣にとっては踏ん張りどころとなる夏場を乗り切るためにも、ヤングマンにかかる期待は大きい。

野手にも光る外国人が

巨人は他にも、育成枠の外国人野手であるマルティネスが二軍で活躍しており、支配下登録の機会をうかがっている。マルティネスは、二軍で71試合に出場し、打率.271、14本塁打、41打点と打撃面で結果を残している。このなかでも14本塁打は、清宮幸太郎の15本に次いで、イースタン・リーグ2位の数字だ。

マギー、ゲレーロ(現在は二軍)と実績のある2人が野手にはいるだけに、チャンスが少ない部分はあるかもしれないが、両打ちという特徴もあり、使ってみる価値のある選手ではある。

ちなみにマルティネスは、二軍で一塁、二塁、三塁、外野と幅広いポジションについている。二塁を33試合守って6失策という部分は気になるが、多くのポジションを守れることは、チャンスを得ることに繋がる。今季中の支配下登録は難しいかもしれないが、来季まで注目していきたい選手の一人だ。

※数字は2018年7月22日終了時点