3戦3勝の助っ人右腕
7月17日の阪神対巨人の試合で、ヤングマンが7回10奪三振2失点の投球で白星を挙げた。これでヤングマンは3戦3勝。まるで、昨季まで在籍したマイコラスの穴を埋めてくれるのではないかと期待できるほどの活躍だ。
元々ヤングマンは2015年にメジャーで9勝を挙げた実績があり、198cmの長身から投じられる角度のある球を評価する声は開幕前からあった。だが、外国人枠が日本で実績のあるマシソン、カミネロ、マギー、ゲレーロの4選手で埋まっていたため、開幕から二軍での登板を余儀なくされていた。
しかし、ヤングマンは二軍で腐ることなく、12試合に登板して7勝2敗、防御率1.43の活躍を見せる。この間に残した防御率と勝利数、勝率(.778)は、現時点でもイースタン・リーグの1位を守っており、残した成績の大きさを感じさせられる。
それだけに、一軍初登板が7月1日となってしまったことには、もったいなさを感じさせるが、今後のヤングマンの活躍には期待が持てる。優勝に向けて、投手陣にとっては踏ん張りどころとなる夏場を乗り切るためにも、ヤングマンにかかる期待は大きい。