ストレート中心の投球でメジャー通算13勝
7月6日にソフトバンクはアリエル・ミランダとの契約合意を発表した。ミランダはメジャーでは主に先発として起用されてきたキューバ出身の29歳左腕だ。ソフトバンクでも同様に先発としての起用が濃厚となっている。
ミランダは亡命を経て2016年にオリオールズでメジャーデビューを果たす。そのシーズン途中にマリナーズへと移籍し、これまでに通算13勝をマークしている。昨シーズンは31試合(29試合に先発)で8勝7敗とまずまずの成績を残し、規定投球回には届かなかったものの、ローテーションを1年間守り抜いた。今シーズン、メジャーでは1試合のみ登板となっているが、5回1失点、勝ち負けつかずの結果を残している。マイナーではAAA、A+と2つのクラスで登板し11試合(10試合先発)で6勝0敗、防御率3.75の成績だ。
今シーズン日本にやってきた同じ左腕のアンドリュー・アルバース(オリックス)は現時点で9勝1敗、防御率2.59と好結果を残しているが、メジャー通算は7勝6敗、防御率4.10と特筆すべき数字ではなかった。ミランダもアルバース同様に初年度から活躍できるだろうか。
ミランダのメジャーにおける投球傾向を見るとストレート(フォーシーム)が投球の大半を占め昨シーズンは57.7%となっている。その他にはスライダー(25.6%)、スプリット(16.7%)と3球種で勝負するオーソドックスなタイプと言えそうだ。今シーズンは昨シーズンまで1球も投げていなかったカーブも使用しており、日本ではどのような投球術を見せるか注目が集まる。
<ミランダ成績>
(MLB通算)44試合/13勝9敗/223回/防御率4.72
(マイナー通算)44試合/16勝10敗/221回/防御率3.79
【ミランダの投球】
ICYMI, Ariel Miranda was filthy yesterday.
— #SendSegura (@Mariners) 2017年6月5日
And if you saw it, enjoy it again. pic.twitter.com/GpvM7Y6nQn