パ・リーグのオールスター出場メンバーが発表！　西武4選手がファン、選手投票1位で選出

嬉しい初出場の2人

6月25日、プロ野球「マイナビオールスター2018」のファン投票の結果が発表された。

パ・リーグ先発投手部門19万5,477票を獲得して1位となったのは、菊池雄星。かつて3度オールスターに出場したことがある菊池だが、ファン投票で1位となったのは初めて。また、中継ぎ部門で34万8,952票を獲得した宮西尚生も、ファン投票1位は初めてのこと。宮西は今季26試合に登板して防御率1.86と優秀な成績を残している。

一方で、オールスター初出場となったのは、山川穂高と吉田正尚。なかなか結果を残せず、昨季の夏場から一軍に定着した山川と、好成績を残しながら毎年怪我に苦しんだ2人の選出は、両球団のファンとしては嬉しいだろう。また、両選手ともに、選手間投票でも1位の座を獲得している。プロの選手から見ても、2人の評価は高いようだ。

ちなみに、他にも浅村栄斗（二塁手）、松田宣浩（三塁手）、源田壮亮（遊撃手）、柳田悠岐（外野手）、秋山翔吾（外野手）も、ファン投票と選手間投票の2つで1位となり、選出されている。

ロッテ投票選出0人も、福浦は高い人気

菊池や山川が在籍する西武は、森友哉、浅村、源田、秋山と6人がファン投票1位として選出され、日本ハムからは宮西と近藤健介、ソフトバンクからは松田と柳田、オリックスからは増井浩俊と吉田正尚がファン投票で選出され、選手間投票で楽天の岸孝之が選出された。

しかし、この時点で6球団のうち、オールスター選出者が0人だったチームが存在する。ロッテだ。現在ソフトバンクとオリックスと並び、3位につけているロッテだが、選出された選手はおらず、2日の監督選抜で、ようやく石川歩、内竜也、マイク・ボルシンガー、中村奨吾、荻野貴司が選ばれた。

それぞれのポジションに、活躍を見せる選手はいるのだが、他の球団の選手を押しのけられる魅力を持つ選手はいないということか。

ただ、興味深いのは、指名打者部門で福浦和也が16万8493票を獲得して3位となったことだ。今季、41試合に出場して、打率.170と苦しんでいる福浦だが、ロッテファン以外からも人気がある。指名打者部門で35万9394票を獲得した近藤健介と大きく票の差はあるが、成績だけを考えるとこれだけの票を集めたことは驚きだ。

残念ながら、ファン投票、選手間投票、監督選抜でも選出とはならなかったが、ロッテのスター選手としての根強い人気を伺わせる結果となった。

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