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巨人・小林誠司は絶対的な捕手になれるか~厳しい環境と自身の成長~

2018 3/9 11:03Mimu
小林誠司
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ミットを新調して安定感のあるキャッチングに

小林にはワンバウンドの処理だけでなく、捕球後にミットが流れてしまうという問題もあったのだが、こちらもだんだん少なくなってきた。捕球時にミットが流れてしまうと、きわどい球もボール判定されやすくなってしまうのだが、今ではしっかりと捕球している。

これは前任捕手であり、日本を代表する捕手でもあった阿部慎之助の助言が大きいという。ミットが流れてしまうのは、たいてい投手の球威に押されているのが原因のため、阿部はミット親指部分をもう少し分厚くするようにアドバイスした。

そうすることでボールが入るゾーンが狭くなり、捕球技術は今まで以上に必要となるものの、投手の球威に力負けすることも少なくなり安定感が増すのだ。ミットを変えたのは1月の自主トレ中のことだが、その後に行われたWBC強化合宿などで一流投手の球を受けることで捕球技術を磨いた。

ミットを変えても矢のような送球は変わらず

ミットを分厚くすると、捕球から送球までのモーションにも影響が出てしまうのだが、小林にとっては心配のないポイントだった。というのも小林の強肩はプロ入り前から評判であり、小さなステップでも矢のような送球を投げることができるのだ。球を取ってから投げるまでが早く、12球団でNo.1といっても過言ではないだろう。

今では相手に走られることも少なくなり、2016年には129試合で73だった企図数が、2017年は137試合で50度になった。もはや彼の存在自体が盗塁の抑止力になっている。仮に走られたとしても、矢のような送球でランナーをしっかりと刺し、盗塁阻止率は2年連続でセリーグトップだ。


  • 2016年:129試合 企図数73 盗塁刺26 盗塁阻止率.356
  • 2017年:137試合 企図数50 盗塁刺19 盗塁阻止率.380

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