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レジェンドたちは桁違い!? バレンタインチョコを一番多くもらった選手は誰?

2018 2/15 12:52mono
バレンタインチョコ
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西武の投手はちびっ子からゲット

今年のバレンタインは阪神、DeNA、巨人、ソフトバンク、オリックス、ロッテの6球団が休日となった。そのため、イベントなどを前倒しで行っている球団もある。

西武の武隈祥太、大石達也といったリリーフ投手陣は、キャンプ地である宮崎の幼稚園児からバレンタインチョコ43個をゲット。子どもたちからのプレゼントは、喜びもひとしおだろう。

DeNAの山﨑康晃は休日だったこともあり、チョコレートが入った紙袋を両手に持った写真を、自身のtwitterへ投稿している。その数は明らかになっていないが、40個くらいだろうか。

ロッテでは、親会社と毎年恒例となった『あなたがチョコを渡したい選手』のファン投票が開催され、成田翔が2年連続のトップとなった。得票数は3万8251票と、2位の原嵩(3万3099票)に約5000票の大差をつけている。もちろん、この数のチョコレートが贈られてきたわけではないが、ファンの思いは届いたことだろう。

2017年は山﨑康晃(DeNA)が400個!

今から1年前の2017年バレンタインデー。新聞報道などを見ると、もっとも多くのチョコレートをもらったのは山﨑の約400個だ。段ボール5箱分となったチョコレートの山を手に微笑む姿は、多くの反響を呼んだ。約370個もらった2016年より、さらに増えたことになる。これに対して山﨑は「全部食べます」と発言していたが、どうなったのだろうか。この数に比べると、今年は少し物足りないかもしれない。

その他の球団を見ると、中日は杉山翔大の22個、阪神は矢野燿大コーチの11個が最多。山﨑の突出ぶりはすさまじい。

大谷翔平(当時・日本ハム)は24個。受け取れきれずに両手で持つことのできる限界数だった。これは球場外で受け取ったものなので、球団事務所に届いたものなどは加算されておらず、実数はわからない。

トレンディーエースは2000個!? 車20台分のチョコをもらったのは?

現在は西武のシニアディレクター(SD)を務めている渡辺久信氏。現役当時は阿波野秀幸(当時・近鉄)、西崎幸広(当時・日本ハム)らとともに「トレンディーエース」とも呼ばれていた。当時のエピソードは、山﨑の比ではない。

本人曰く入団3、4年目には2000個のチョコレートをもらっていたという。1983年ドラフト1位でプロ入りしたことから、入団3、4年目というのは1986年、1987年あたりだろうか。日本はちょうどバブル期で、景気がよかったといえる。そういった時代の背景がわかるエピソードだ。

また、原辰徳元・巨人監督の、東海大時代のエピソードもある。1974年から夏の甲子園に3年連続出場し、人気絶頂だった原氏。高卒からプロ入りせずに東海大へと進学。バレンタインデーには、郵便局から20台もの車でチョコレートが届けられたという。

かつてプロ野球界を湧かせたスター選手たちのエピソードは強烈だ。時代が違うということもあるが、桁違いの獲得数はまさにレジェンドだろう。

ヤクルト・山田が333個で久古は9個!?

バレンタインデーのチョコレート獲得数は、新聞報道だけではなく球団公式発表が行われる場合もある。2016年のヤクルトがそうだ。この年のバレンタインデー当日の夜、球団公式twitterで公開された獲得数には、小ネタが混じっていた。

発表された順位を見ると、1位は山田哲人の333個。2位以下は公開されず、次に公開されたのは26位、久古(きゅうこ)健太郎の9個。人気や実績から考えると、順位・個数ともにありえない数字ではない。

前年の2015年に山田はトリプルスリーを達成。このオフに背番号を1に変えた。また26位の久古の背番号は26だ。ファンの間では、これらを統合して1位山田が333個、26位久古が9個なのではないだろうか、といった声も聞こえている。

真相はわからないが、こういった遊び心のある演出を球団が行うのは、おもしろい試みだろう。

逆チョコを配る球団も!

近年は逆チョコのブームもあり、選手がファンへプレゼントするケースが増えている。ソフトバンクでは、キャンプ地の宮崎で工藤公康監督や東浜巨ら主力選手が、合計1000個のチョコレートをファンへ手渡している。巨人では、坂本勇人が抽選に当選したファン50人へ手渡しを行った。

また、昨年は金子千尋(オリックス)が自身の写真を加工し、パッケージとしてラッピング。ファンにとっては他では手に入らない貴重なプレゼントになっただろう。

このように、バレンタインで選手からファンへチョコレートを贈るケースもあり、新たなファンサービスの一環として定着する可能性もありそうだ。

2月14日のバレンタインデーはキャンプ真っ只中。シーズン中とは違って選手とファンの距離が近く、交流もしやすくなる。手渡しをする、もしくは逆チョコをもらうといったことができるのもキャンプ中ならではのこと。開幕まで1カ月と少々あるが、ケガなくいい形でキャンプ・オープン戦を終えて欲しい。今年多くのチョコをもらった選手たちは、シーズンでの活躍が何よりのお返しとなるはずだ。