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プロ野球各チームのSNS活用比較!SNSに力を入れている球団は?

2017 11/10 12:24kero
ⒸShutterstock.com
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広島東洋カープは公式SNSアカウントがない

選手個人のSNSアカウントは個々に存在するが、広島東洋カープは公式のSNSアカウントを持たない唯一の球団である。公式HPにも応援メッセージや意見、要望には原則返信しないと書かれており、デジタルにおける間接的なファンとの双方向コミュニケーションを球団側は積極的には行っていない。
しかし地域交流イベントや地域貢献活動は活発に行われており、SNSによる交流がなくとも、地元ファンたちは選手や活動を身近に見る機会は多く、直接的なコミュニケーションが行われていると考えられる。

また、特筆すべきは広島東洋カープは球団商標の無償使用を許可しており、熱烈なファンであればロゴを自社製品に使用し、地域活性を含めた応援方法をとることもできる。
さらに、広島市はカープの地域貢献活動を全て文書化しており、市のHPから閲覧することもできる。地域と深く結びついた球団であることがわかる。しかし、遠方にもファンはいる。2連覇を達成し、甲子園球場を赤で埋めた熱いカープファンたちの球団とのコミュニケーションはどのように取られているのだろうか。

カープ公式としてはRCC中国放送が作る有料モバイルサイトがあり、そこでリアルタイムの情報を得たり、またレジェンドOBのコラムや芸能人カープファンのコラムなども読むことができるようになっている。
また、シャープがスマホとBluetoothで連動するウェアラブル端末(腕時計型)を発売しており、様々な情報が振動とともに即時に伝えられるようになっている。(「Funband」ソフトバンクホークス、DeNAベイスターズモデルも販売されている)
チャンスやピンチのドキドキワクワク感もディスプレーの独自の演出で盛り上げるようになっており、どこにいても、このデバイスにより、球団と共にある感覚を得られるようになっている。

球団としてInstagramは活用していないものの、SNSではないが、公式HPには広島出身のオフィシャルカメラマン・やまべくみさんによる「やまべが行く」のページが貼られており、躍動感のある、カープ愛が溢れる写真が見られるようになっている。地元密着型球団のひとつの在り方を貫いている。

パ・リーグは日本ハムが独走!?

SNSのフォロワー数は全体的に多く、全球団で見ると特にTwitterフォロワー数の上位はパ・リーグの球団が多い。Twitterは試合経過や結果など、リアルタイムの情報や速報に向いており、多くのパ・リーグのファンはTwitterを活用し即時の情報を得ていると考えられる。

【日本ハムファイターズ】
Facebook 284,023人
Twitter 734,198人
Instagram 119,000人
LINE 209,425人

日本ハムはInstagram、LINEのフォロワー数は全球団の中でもトップであり、Facebook、Twitterもフォロワー数の比較でも上位である。ファンは熱心にSNSを活用していると思われる。
LINEのコメントは女性が多く、たとえ負けても好意的な応援メッセージが寄せられる。Facebook、Twitterの投稿内容は微妙に違っており、Facebookはより詳しく、ファンによるコメントも長文で真面目なものが多い。

Twitterはリアルタイムな情報を動画なども含め、わかりやすく得られるようになっている。Instagramは選手の何気ない表情のショットや、街の風景も含め、試合やプレーの写真よりも球団と選手やファンの日常を切り取ったショットが多く、ほのぼのとしたものが多い。
それぞれのSNSに工夫がなされており、地域、全国かかわらず、年齢層も幅広く、好みのSNSへ参加できるようになっている。


【楽天イーグルス】
Facebook 181,015人
Twitter 589,669人
Instagram 59,400人
LINE 165,092人

楽天イーグルスもTwitter以外の数は全て5位以内にランクインしており、数字だけを見ると、ファンは全SNSを満遍なく活用しているようにみえる。しかし、各SNSの投稿内容や傾向を見てみると楽天イーグルスの独自性が見えてくる。

楽天はRakuten Viberという名称でViberというアプリを使ったメディアサービスを展開しており、Tiwtterは多くのフォロワーがいるものの、その実、Viberの投稿に飛ばないとその内容を見ることができないものもある。
Facebookの記事内容もViber記事もしくは楽天イーグルスHPに飛ぶようになっているものも見られる。LINEに至っては投稿頻度が少なく、最近はあまり投稿されていない。Instagramは球場での選手の姿やファンとのショットを多く掲載している。コアファンはViberというアプリを使って即時情報を得るように促されているようだ。


【福岡ソフトバンクホークス】
Facebook 147,438人
Twitter 718,363人
Instagram 75,800人
LINE 174,511人

IT企業が母体であるためか、公式HPにはSNSのリンクが一切はられていない。しかしFacebook、Twitter、Instagram、LINE全ての公式アカウントは存在している。FacebookとLINEの投稿内容は試合経過や選手の功績、グッズやキャンペーンの告知も多く、両者は似た内容になっている。
ファンのコメントはFacebookの方は真面目な長文の応援コメントが多く、LINEはスタンプによるメッセージコメントが主流となる。Twitterは動画を含めたリアルタイムの情報も投稿されるため、ファンは試合の速報を得ることができる。


【千葉ロッテマリーンズ】
Facebook 84,910人
Twitter 623,556人
Instagram 46,400人
LINE 101,524人

ロッテマリーンズのアカウントは全般的に温かい空気がほのかに漂う。ファンのコメントもそれに呼応するようにほのぼのとしている。Facebookの試合結果報告はさらっと。その他の記事は選手たちのちょっとしたやり取りやエピソードを広報の梶原さんの温かな文章力で切り取られ、紹介されている。

広報の梶原さんはコラムを他のメディアへも寄稿されている。Twitterは練習風景の動画が多く、頑張っている姿や選手のリラックスした表情など写真の投稿数も多い。Instagramもしかり、写真全般にいえることは選手たちの一番の笑顔の瞬間を捉えた写真が多い事だ。LINEの記事内容は試合報告と写真であっさりとしている。
http://bunshun.jp/articles/4201


【西武ライオンズ】
Facebook 69,898人
Twitter 291,985人
Instagram なし (パフォーマンスチーム「ブルーレジェンズ」のインスタグラムのフォロワー数は13,700人)
LINE なし

ライオンズのFacebookは地元ファンに関連した投稿が目立つ。試合結果のあっさりとした報告の投稿に対して、ファンが落ち着いたコメントでしっかりと支えている。

Twitterは動画による投稿が多く、試合の臨場感をTwitterで得られるようになっている。またライオンズは公式HPとSNSを連動させた面白い試みを行っており、ハッシュタグを付けSNSに投稿すればその写真がHP内、LIONSMEDIAタグボードに掲載される可能性がある。
球場でカメラが自分に向くのを待たなくとも、自らライオンズ愛を表した写真を投稿すれば良いのだ。双方向のファンとのコミュニケーションとして上手く利用されている。またHP、SNSアカウントを相乗効果で活性化できている。

Instagramのアカウントについては西武ライオンズの公式のものではなく、西武ライオンズのパフォーマンスチーム、ブルーレジェンズの公式Instagramページに飛ぶようになっている。
LINEのアカウントはないがYouTube公式アカウントを充実させており、選手たちの素顔やプレーの姿などを動画で見ることができる。ライオンズは動画を多用した発信を得意としている。


【オリックスバッファローズ】
Facebook 57,445人
Twitter 265,154人
Instagram 36,400人
LINE 55,642人

バッファローズはSNSのリンクバナーの貼る並びが他球団とは違い、「LINE、Instagram、YouTube、Facebook、Twitter」の順に並んでいる。強調したいSNSの順序が違うと見てとれる。
Facebook、Twitter共に野球そのものに関連しない投稿も多い。テレビの出演告知や有名人による始球式の様子、グッズ関連、その他イベントの告知が目立つ。試合に関しては先発投手の告知はあるものの、試合のスタメンのお知らせはない。ファンのコメントは負けても前向きに評価した温かなコメントが多い。

LINE公式アカウントへの投稿には、絵文字を多用した文章による試合の告知がなされ、LINE特有の自由で個性的な投稿が発信されている。
Instagramでは選手たちのプレー中の勇姿ややキャンプ風景などを見ることができ、より身近に感じられるようになっている。
YouTubeのBsTVが充実しており、FacebookやTwitterに新しい動画がアップされたことが告知される。選手たちのインタビューなど、素顔を紹介した動画を見ることができる。

またSNSではないがバッファローズは公式iPhoneアプリ(バッファローズにょきにょき、バッファローズがちゃ、バッファローズカメラ、バッファローズアラーム等)を発表しており、無料でダウンロードができるようになっている。
試合、SNS以外でも如何にファンを楽しませられるか、創意工夫がなされている。

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