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5年連続Bクラスとなった中日の2017年シーズンまとめ

2017 11/10 12:24cut
ナゴヤドーム
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故障者続出の野手陣の中で見えた光

チーム状況のよくなかったチームのなかで明るい希望となったのが、ドラフト2位ルーキーの京田陽太選手だ。
開幕スタメンをつかむと141試合に出場し打率.264をマーク。球団新人最多安打となる149安打を記録した。遊撃手という内野の要を1年目から全う。将来の中心選手となりそうな予感を感じさせてくれる働きだった。

来日1年目のゲレーロ選手は持ち前のパワーを見せてくれた。
4月末の時点で2本塁打だったが、5月に10本塁打を放つと以降も順調に積み重ね35本塁打で本塁打王を獲得。しかし、高額な年俸がネックとなり今シーズン限りの退団が濃厚だ。MLBにもどるかNPBの他球団でプレーするか動向に注目が集まる。

チーム日本人最多となる18本塁打を放ったのが福田永将選手だ。
4月後半に一軍登録され、代打として起用され交流戦でスタメンに定着。7月7日に初本塁打を放った後は本塁打を量産した。日本人の大砲が不在だった中日にとって待望の長距離砲だ。外国人選手との兼ね合いもあるが、一塁、三塁でフル出場を果たせば30本塁打を狙える素材。来シーズンの活躍に期待が掛かる。

【主な野手成績】

京田陽太選手
141試合/打率.264/4本/36打点

ゲレーロ選手
130試合/打率.279/35本/86打点

福田永将選手
95試合/打率.271/18本/49打点

世代交代が進まなかったなかで

2000年代中盤から黄金時代を築いた中日だが、近年は低迷している。それは、世代交代が進まなかったことに要因がある。しかし、ここにきて若手のホープ達が出そろってきた。
野手を見ると2016年ドラフト2位の京田選手がその筆頭格だ。昨シーズンのレギュラーだった堂上直倫選手からレギュラーを奪い1番打者に定着。来シーズンも同様にリードオフマンとしての活躍が求められる。

若手と呼べる年齢ではなくなったが、福田選手も次世代をになう存在となりそうだ。今シーズンは95試合に出場。
打率.271(299打数81安打)、18本塁打、49打点と出場試合数だけでなく打撃三部門でもキャリアハイを更新した。持ち前の長打力をウリとして一塁、三塁の定位置を確保したい。

投手陣は鈴木翔太選手(2013年)、小笠原慎之介選手(2015年)、柳裕也選手(2016年)といった近年のドラフト1位投手陣が注目されている。とくに鈴木選手は今シーズンプロ初勝利をマークすると5勝(5敗)の成績を残しており、来シーズンのローテーション入りが期待される。

功労者である森野将彦選手が現役を引退し、荒木雅博選手は選手兼任コーチとなる。そんな黄金時代を築いた選手たちに変わる、次世代の選手が出てきてこそ初めて世代交代が完了したと言えるだろう。

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