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意外とたくさんいる!熊本県出身の現役プロ野球選手

2017 10/13 11:07tomon
熊本県
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Photo by srattha nualsate / Shutterstock.com

2017年のプロ野球が開幕して盛り上がりを見せてきた。はたしてどの選手が活躍するのか楽しみだ。 さて、選手といえば、都道府県でどこの出身なのか興味深い。 ここでは、熊本県にターゲットを絞って現役プロ野球選手を一挙に5名紹介していく。

かつての「アライバ」コンビ。中日ドラゴンズの荒木雅博選手選手

荒木雅博選手は、菊池郡菊陽町の出身だ。菊陽町は熊本県の中部に位置し、熊本市のベッドタウンとして人口が急上昇して活気づいている町で、ニンジンの生産が盛んだ。
そんな自然にあふれた町で育った荒木選手は、1977年9月13日生まれ、身長180cm、体重74㎏の均等のとれた体格の持ち主だ。出身高校は熊本工業高校で、春のセンバツに2回出場経験がある。

その後、1995年ドラフト1位で中日ドラゴンズへ入団した。中日では、現在読売ジャイアンツの井端弘和コーチと名二遊間コンビと高く評価され「アライバ」と呼ばれていた。2016年には高木守道氏の369盗塁を抜く370盗塁を記録し、球団新記録を達成した。

最速152km/h!横浜DeNAベイスターズの高崎健太郎選手

高崎健太郎選手は、上益城郡甲佐町の出身だ。甲佐町は熊本県の中心部に位置し、夏から秋にかけてアユの友釣りでにぎわいを見せる。

そんなのどかな町で育った高崎選手は、身長176cm、体重82kgとがっちりとした体格の持ち主だ。小学3年で野球を始めた高崎選手は、鎮西高校へ進学し、「九州のドクターK」と呼ばれるほど他校から恐れられていた。その後、日産自動車で社会人野球を経験し、2007年にドラフド希望枠で横浜DeNAベイスターズに入団した。
ベイスターズ入団後、イースタンリーグでは最多勝投手に選ばれるなどの成績を残したが、1軍では2012年に開幕投手を務めた他は思うような成績を残せず、2016年はケガで登板がなかった。2017年は最速152km/hの復活を願うばかりだ。

明るい性格の持ち主。千葉ロッテマリーンズの猪本健太郎選手

猪本健太郎選手は、熊本市の出身だ。熊本市は熊本県の県庁所在地で、九州では福岡市、北九州市に次ぐ3番目の政令指定都市だ。
そんな大都市で育った猪本選手は、2005年に井出らっきょさんが開校したプロフェッショナル・ベースボール・アカデミーの1期生だった。その後、野球の名門鎮西高校へ進学して正捕手を務めたが、甲子園出場はできなかった。
2009年に福岡ソフトバンクホークスに育成選手として入団し、2010年のフレッシュオールスターゲームでは育成選手で同ゲーム初のホームランを記録した。その後、1軍登録される機会もあったが成績は振るわず、2017年からは千葉ロッテマリーンズへ移籍した。

弟子入り志願するほどの釣り好き。読売ジャイアンツの立岡宗一郎選手

立岡宗一郎選手は、葦北郡田浦町、現在の芦北町の出身だ。芦北町は、熊本県の南部に位置し、八代海に面した漁業の盛んな町だ。
そんな海の幸に恵まれた環境で育った立岡選手は、身長181cmで体重81kgのスラリとした体格の持ち主だ。中学時代には130km/hを記録するほどの剛腕投手で、なんと陸上短距離選手としても活躍していた。

鎮西高校へ進学後は野手に転向し、「走・攻・守」の三拍子揃った逸材として注目され、2009年に福岡ソフトバンクホークスに入団した。
4年後の2012年には読売ジャイアンツに移籍し、思うような成績が残せなかったが、2016年には念願のプロ初ホームランを記録した。

最速152km/hの剛腕投手。東京ヤクルトスワローズの松岡健一選手

松岡健一選手は玉名市の出身だ。玉名市は熊本県北部に位置し、九州新幹線の玉名駅がある。
そんな玉名市で育った松岡選手は、東海大学付属第二高等学校時代から140km/hを投げ、注目を浴びていた。さらに、東海大時代には148Km/hの自己ベストを更新して再び注目を集め、2005年に東京ヤクルトスワローズに自由枠で入団した。

その年にはプロ初勝利を挙げ、チームが2位の成績となる原動力になった。その後は、右ひじの手術などの故障があったにもかかわらずコンスタントに好成績を残している。2013年には初完投と初完封勝利を挙げ、2015年にはチームのリーグ優勝に大きく貢献した。

まとめ

熊本県出身の現役プロ野球選手の出身高校は、やはり野球の名門校が多い。九州の高校は甲子園でも活躍している。 さて、2017年度のペナントレースが始まり、これから交流戦やオールスターゲームなど見逃せない試合が待ち遠しい。 その中でも熊本県出身の選手の活躍を期待したい。