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東京ヤクルトスワローズ・石川雅規 150勝&2500回までの軌跡

2017 10/13 10:05Mimu
野球ボール
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ストレートの復調とシュートの取得!タイトルを取るほどに大復活

そして2008年、見事に復活を果たす。この年に残した成績は12勝10敗 防御率2.68。初の投手タイトルである最優秀防御率まで獲得するほどの大活躍であった。ピッチングの根本的な見直しに加え、新たにシュートを覚えのた非常に効果的だったようだ。

今までの石川選手の持ち球はストレート・シンカー・スライダー・カットボールの4つ、つまり左打者に食い込んでいく球を持っていなかった。
以前から古田敦也さんからもシュートの必要性を何度も説かれていたのだが、それがなくても勝てていたため、その必要性を感じていなかったのだ。だが2007年の反省から、ようやくシュートの取得に着手し始める。

まずはヤクルトのOBでもある安田猛さんに相談した。安田さんといえば、70年代ヤクルトの左のエースとして活躍した選手だ。サイドスローからキレのあるスライダーとシュートを駆使し、5度の2桁勝利・2度の最優秀防御率を達成。
特に王貞治さんにめっぽう強く、数多くの投手と対戦してきた王さんにとって、もっとも通算打率が低いのが安田さんであった。

石川選手は安田さんにシュートの握りや肘の使い方を教えてもらい、さらにカミソリシュートを駆使して通算201勝を上げた名投手、平松政次さんにもコツを教えてもらい、この球を自分のものにしていく。

再び4年連続の2桁勝利!これで10年で9度目

このシュートを覚えた結果、並み居る左の強打者を次々に押さえ込んでいく。開幕から快調なピッチングを見せ、4月だけで5勝をマーク。月間MVPも獲得した。その後は援護に恵まれなかったため、勝ち星は12勝から伸びなかったが、2年ぶりの2桁勝利に最優秀防御率のタイトル。完全復活といっても過言ではないだろう。

その後は以前のような安定感を取り戻す。2009年には13勝を挙げて、チーム初のクライマックスシリーズ出場に貢献。2010年は一時期、2勝8敗という大きく負け越していたが、そこから11連勝を記録して、2年連続の13勝を記録した。
そして2011年5月のベイスターズ戦で通算100勝を達成。この年でちょうどプロ生活が丸10年になったが、そのうち9年で2桁勝利を記録している。

2007年:4勝7敗 96回2/3
2008年:12勝10敗 195回
2009年:13勝7敗 198回1/3
2010年:13勝8敗 186回1/3
2011年:10勝9敗 178回1/3

5年間合計:52勝41敗 854回2/3
通算(10年):107勝90敗 1687回

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