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東京ヤクルトスワローズ・石川雅規 150勝&2500回までの軌跡

2017 10/13 10:05Mimu
野球ボール
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新人から5年連続2桁勝利は偉大な投手に並ぶ大記録

その後、石川選手は2007年まで5年連続の2桁勝利を達成している。新人から5年連続の2桁勝利というのは、堀内恒夫さん、江夏豊さん、そして石川選手の3人しか達成していない大偉業だ。
60~70年代の巨人・阪神の大エースと一緒に名を連ねるとは、まさに21世紀の大投手の名にふさわしい。なお2人はその後も記録を伸ばし、堀内さんは13年、江夏さんは9年連続となっている。

さて、ここまでの5年間の成績をまとめてみよう。

2002年:12勝9敗 178回1/3
2003年:12勝11敗 190回
2004年:11勝11敗 163回1/3
2005年:10勝8敗 149回2/3
2006年:10勝10敗 151回

5年間合計:55勝49敗 832回1/3

2004年のシーズンオフに疲労骨折が判明し、2005年シーズンには2軍リフレッシュという時期もあったが、長期離脱は1度もなく、安定した活躍を見せていた。

2007年は絶不調、しかし得たものは大きい

しかし、2007年は一転して不調に陥ってしまう。要所での粘りがなく、打ち込まれるシーンが多くなってしまったのだ。開幕から全く勝てず、4月の成績は0勝3敗 防御率7.86、5月には2軍に降格となってしまった。後半戦に巻き返すものの、勝利数も4に終わり、新人からの連続2桁勝利もとうとうストップしてしまう。

この年序盤の石川選手は、とにかくどの球を投げても痛打されていた。年々変化球の割合が増えていったことで、ストレートの球威が失われてしまっていたのが主な原因ともいわれている。技巧派投手とはいえ、やはりピッチングの生命線はストレート。この球に威力がなければ、変化球も生きてこない。

石川選手はもう1度、ストレートを中心に自分のピッチングを磨きなおした。その効果はすぐに表れ、復帰後は2つの完封(意外にも6年目で初完封)を記録している。7点台だった防御率も、4点台まで戻ってきた。2桁勝利も規定到達も逃し、チームも最下位に沈んでしまったが、2軍調整中に得たものは多かったようだ。

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