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順風満帆ではない!?苦難の連続だった松井裕樹選手

2017 8/3 12:07cut
野球ボール,グローブ
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先発として結果を残せなかった1年目

松井選手は1年目の春季キャンプから一軍入りを果たし、オープン戦の登板でも注目を浴びローテーションの座を確保。2カード目に先発のマウンドを任された。しかし、この試合、6回自責点3、奪三振6をマークする一方で制球が定まらず与四球は5つを数え敗戦投手となった。

以降もローテーションを守るが、毎試合のように与四球は多く、勝ち星に恵まれなかった。登録抹消を経て中継ぎに一時転向した7月に初勝利。オールスター明けの後半戦は再び先発に戻り、ローテーションを守ったものの、制球難は治らなかった。

1年目の松井選手は27試合(先発17試合)4勝8敗3H、116回、奪三振126、与四球67、防御率3.80。高卒1年目としては十分な数字ではある。しかし、与四球が増えることで球数がかさみ、長いイニングを投げることができないこともネックとなっていた。

転機となった2年目の配置転換

松井選手はチーム事情もあり2年目(2015年)に中継ぎへと転向となった。与四球は多いものの、奪三振能力の高い松井選手はリリーフ適性があると大久保博元監督が判断し、セットアッパーでの起用を明言したのだ。短いイニングを全力で投げることで、松井選手の持ち味である奪三振の多さを生かすことが考えられていた。

当初は、クローザーに繋ぐセットアッパーとしての役割を与えられる予定だった。しかし、クローザー候補でもあったキャム・ミコライオ選手が故障離脱してしまう。松井選手は2年目にして開幕からクローザーで起用されることになった。

高卒2年目のドラフト1位選手をクローザーで起用することには評論家、ファンからも賛否両論あったことは確かだ。しかし、松井選手は結果で応えてみせた。

開幕から12試合連続無失点という記録を残し、その後も快投を続けると前半戦の防御率を0.63で折り返した。この年、勢いが衰えること無くシーズン終了まで調子を維持。最終的に63試合、3勝2敗33セーブ12ホールド、72.1回、奪三振103、与四球28、防御率0.87と圧倒的な成績を残している。クローザー転向1年目で結果を残して見せた。

松井選手にとって3年目となる2016年、前年のような神がかり的な投球を行うことができなかった。自身6戦目で初失点を喫すると8試合目の登板となった4月17日のソフトバンク戦で4失点を喫し、防御率が跳ね上がる。

その後も5月5日に6失点と大量失点をするケースがあり、成績は安定しなかった。シーズンを通じて58試合、1勝4敗30セーブ、10ホールド、62.1回奪三振75、与四球40、防御率3.32と前年の数字を下回る結果に終わっている。

2017年シーズンも前年と同じようにクローザーを任されている松井選手。2014年のような快投が期待されている。

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