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すでに完成されたピッチングスタイル!巨人・田口麗斗のすごさとは

2017 8/3 12:07Mimu
野球ボール,グローブ
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デビュー当時から完成していたピッチングスタイル

そのスタイルはデビュー戦の時からずっと一貫されている。田口選手のデビュー戦は、まだ19歳だった2年目の4月のこと。当時は大竹寛選手が不調で2軍へ降格したため、変わって田口選手が1軍に昇格。そして4月11日、プロ初先発のマウンドへと登った。
この時、田口選手の見せた投球は、とても高卒2年目のそれとは思えないほどのものだった。2回に田中浩康選手(現DeNAベイスターズ)に先制タイムリーを許してしまったものの、その後はストレート・スライダーをきっちりコースに決め7回を1失点に。
最高球速は141km/hと控えめ、奪三振も5つほどであったが、球のキレと内・外の出し入れで1軍の打者を次々に手玉に取っていった。当時から確立されていたこのスタイルは、おそらく自分の持ち味をきちんと理解してのことだろう。本当にクレバーな投手だ。
ちなみにこの試合は、4回に8番・實松一成選手のタイムリーで同点に追いつくと、続く9番・田口選手のボテボテのサードゴロがタイムリー内野安打となり、2-1と逆転に成功。試合はそのまま2-1で巨人の勝利となり、田口選手のプロ初勝利は、自身のプロ初ヒット初タイムリーが決勝点となる神がかり的な展開で舞い込んできた。

ストレートを速く見せる投球フォームも大きな武器

また、田口選手のフォームにも注目だ。田口選手のフォームは全体的にゆったりとしていながら、腕の振りが速いために非常にタイミングが取りづらい。さらに、田口選手は腕の使い方も上手い。腕をまるでムチのようにしならせるため、打者からすればギリギリまで腕が体から出てこず、球速表示以上にストレートが速く見えていることだろう。
球種によってフォームや腕の振りが変わることもなく、ストレート・スライダー・チェンジアップをすべて同じフォームから投げ分けることができる。手元に来るまでどの球かわからず、頭で分かってからバットを出しても芯でとらえることは難しいだろう。球種はそれほど多くなく、球速も速くはないが、こういった投球術に長けているのが田口選手の特徴だ。

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