「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

85年だけじゃない!? 阪神タイガースが起こしてきた奇跡とは

2017 7/10 10:25Mimu
野球ボール
このエントリーをはてなブックマークに追加

平成の3連発とは

実は、3連発は1985年だけではない。2003年にリーグ優勝を果たした際にも再現されているのだ。

5月9日の横浜ベイスターズ戦、相手投手の吉見祐治選手から、4番浜中治(当時の登録名は「浜中おさむ」)選手、5番片岡篤史選手、6番ジョージ・アリアス選手が、3者連続本塁打。3本ともバックスクリーンというわけにはいかなかったが(3本ともレフト方向)、2003年シーズン序盤から好調だった阪神をさらに勢いづけるには、十分なインパクトだったのだろう。

また、1985年以来の3連発ということで、地元関西の一部メディアでは、すでに優勝が決まったかのような盛り上がりを見せていた。

繋ぐ打線で85年を超えるチーム打率

2003年は1985年ほどホームランが多かったわけではないが、1番の今岡誠選手から8番の藤本敦選手まで打線に切れ目がなく、85年を超えるチーム打率.286を記録した。1番の今岡誠選手は.340で首位打者を獲得し、2番の赤星憲弘選手は.312に62盗塁で盗塁王を獲得している。

この2人を3番の金本知憲さんがつなぎ、後ろの浜中おさむ選手(ケガで離脱後は桧山進次郎選手)や片岡篤史選手、ジョージ・アリアス選手らが返すという光景は何度も見られた。さらに下位を打つ矢野燿大(輝弘)選手が.328、藤本敦選手も.301の打率を残し、下位打線も非常に怖い存在だった。田中秀太選手や中村豊選手、野口寿浩選手らのバックアップメンバーが、しっかりしていたのも大きいだろう。

投手陣では井川慶選手が20勝を挙げて沢村賞を受賞したほか、伊良部秀樹選手、下柳剛選手、トレイ・ムーア選手ら4人が2ケタ勝利を記録。またこの年から加入したジェフ・ウィリアムス選手もクローザーとして、2016年もチームを支えていた安藤裕也選手ら中継ぎ投手も良い働きを見せていた。生え抜き選手の台頭に加え、補強してきた選手らもうまくかみ合って、見事な優勝だった。

阪神の3連発でつながる縁

ちなみに、阪神タイガースはこれまでに3連発を9度記録している。そのうち同年に優勝したのはこれらを含めても3回。もう1回は1962年のことになる。3番を打つ並木輝男選手、4番を打つ藤本勝巳選手、5番を打つ三宅秀史選手が広島戦で3連発を記録している。

このうち、三宅秀史選手は何かと名前を聞く機会も多いのではないだろうか。というのも、連続フルインニング出場700試合の記録を持つ、「元祖鉄人」的存在だからだ。この記録は2004年に金本知憲選手に抜かれるまでNPB記録として君臨していた。阪神の選手が残した偉大な記録を、これまた阪神に移籍してきた金本選手が更新するなんて、不思議な縁もあるものだ。これもまた、小さな奇跡なのかもしれない。

まとめ

やはり3連発ともなると、球場の雰囲気もガラッと変わり、ファンと選手が一体となる。 現在の阪神タイガースはあまり1発攻勢で勝つようなチームではないが、またこういったロマンのある試合も見てみたいものだ。

おすすめの記事