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WBCでラッキーボーイ的な活躍!小林誠司選手

2017 6/28 09:44cut
baseball catcher
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阿部慎之助選手との自主トレ

小林選手は2017年シーズンに向けての自主トレを阿部選手と行った。捕手としての先輩でもあり小林選手が巨人に入団した当時の正捕手でもある阿部選手。時には小林選手を突き放し苦言を呈しながら、2014年から3年間をともに戦ってきた。

2015年シーズンまで阿部選手はチームの状況によって捕手も行っていたが、2016年シーズンはプロ入り後初めて捕手での出場はなく守備についたのは一塁だけとなった。これは阿部選手自身のケガの影響もあるが、小林選手の成長も十二分にあるだろう。

その阿部選手は毎年グアムで春季キャンプ前の自主トレを行っており、その場に小林選手も参加することになったのだ。この自主トレで阿部選手は小林選手に「捕手道」を教え込み、巨人の正捕手として独り立ちすることを促す。小林選手は気合いを入れトレードマークでもあったサラサラヘアを丸刈りにし、阿部選手とのトレーニングに挑んだのだ。

この自主トレから戻ってきた時に阿部選手は小林選手に対し合格点を与えており、充実したトレーニングを行えたことがうかがえる。その結果がWBCにつながったのかもしれない。

1年目のオフから日本代表へ

小林選手はルーキーイヤーの2014年オフに行われた「日米野球2014」の日本代表メンバーに選ばれた。この年の小林選手は63試合の出場で打率.255、2本塁打、14打点の成績を残していたが、日本代表の捕手としては物足りない成績だった。しかし、日本代表の小久保裕紀監督は将来性などを考慮しメンバーに選んだのだ。この日米野球では小林選手の他に嶋基宏選手(楽天)、伊藤光選手(オリックス)も選ばれていた。

この大会で小林選手は1試合の出場で2打数0安打の成績だった。嶋選手がメインで起用されており小林選手は「お試し」といった形での起用だったのだ。

翌2015年の開幕前に行われた「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」にも小林選手は日本代表メンバーに選出される。この国際試合では嶋選手、伊藤選手そして會澤翼(あいざわつばさ)選手(広島)が捕手で代表入り。2試合中1試合に途中出場を果たし1打数0安打の成績に終わる。

2015年シーズン終了後には「WBSCプレミア12」が開催されるが小林選手は代表メンバーから漏れてしまう。レギュラーを期待されたシーズンだったが70試合の出場に留まり打率.226、2本塁打、13打点と打撃成績も前年を下回ってしまったからだ。この大会では嶋選手の他に中村悠平選手(ヤクルト)、炭谷銀仁朗選手(西武)が選ばれており伊藤選手も代表から外れた。

2016年シーズンに小林選手はキャリアハイとなる129試合に出場。初めて規定打席に到達を果たす。しかし、規定打席到達者の中で最も打率が低い打率.204と打撃面では振るわない。小久保監督はそのような成績でもオフに行われた第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けたオランダ、メキシコとの強化試合に小林選手を招集したのだ。この強化試合では嶋選手と大野奨太選手(日本ハム)を含めた3人が出場し、翌年に控えたWBC本戦へ出場するメンバーがほぼ決定したとも言えた。

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