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日本代表の4番を背負い世界で戦う男・筒香嘉智選手

2017 6/28 09:44cut
>バッターⒸShutterstock.com
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プレミア12でのエラー

筒香選手は2015年シーズンオフに行われたプレミア12で本格的に日本代表デビューを果たす。予選ラウンドでは5番左翼、決勝トーナメントからは4番指名打者としてチームを引っ張った。大会通算では8試合に出場し、打率.385(26打数10安打)、0本塁打、5打点と十分な活躍を見せ主力としてチームに貢献した。

筒香選手は打撃で活躍したものの、守備で致命的なミスを犯してしまった。ドミニカ戦で相手選手が放った打球の目測を誤ってしまい安打にしてしまったのだ。記録上、失策はつかなかったものの、筒香選手のミスということは誰にでもわかるものだった。その後、小川泰弘選手が同点に追いつかれる2点本塁打を打たれてしまったのだ。

イニングが終わりベンチに戻ると明らかに筒香選手はうなだれていた。その筒香選手へ声を掛けたのが中田翔選手だ。中田選手は筒香選手を気遣い「気にするな」と声を掛けリラックスを促す。その中田選手は8回表の打席で2点適時打を放ち、再びドミニカを突き放す男気を見せ筒香選手を安心させたのだ。

筒香選手は試合後に「中田さんに助けてもらった。感謝です」とコメントし再び息を吹き返したのだ。

WBCで4番を任される信頼感

第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で筒香選手は全試合を通して4番を任されるなど、小久保裕紀日本代表監督の信頼を全面的に受けていた。2015年オフのプレミア12での活躍、2016年シーズンの圧倒的な成績、小久保監督だけでなく日本代表メンバー、そして多くの野球ファンも筒香選手を認め4番としての活躍を期待していた。

迎えたWBC本戦で筒香選手は、1次ラウンドから活躍を見せてくれた。初戦となったキューバ戦では、7-4と3点リード出迎えた7回裏に第1号本塁打を放つ。続く2戦目のオーストラリア戦では、8回表にダメ押しとなる2点本塁打を放ち3試合で打率.364、2本塁打、5打点の活躍をみせ、見事に1次ラウンド(プールB)のMVPにも輝いた。このMVP受賞にも筒香選手は浮かれることなく「次の戦いに向けて準備していきたい」と語り、勝って兜の緒を締め直している。

2次ラウンド初戦のオランダ戦ではノーヒットに終わるが、再戦となったキューバ戦で3打数3安打の猛打賞を記録。準決勝進出を掛けて対戦したイスラエル戦では、0-0出迎えた6回裏に先制本塁打を放つ。1次ラウンドに続き2次ラウンドでも筒香選手は結果を残し、準決勝進出の大きな原動力となったのだ。

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