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話題性だけでなく実力もあるぞ!オコエ瑠偉選手

2017 6/28 09:44cut
>バッターⒸShutterstock.com
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初盗塁のベースがオークションへ

開幕一軍入りを果たしたオコエ選手は、開幕戦から代走で出場した。指名打者で出場していたジョニー・ゴームズ選手への代走ということもあり守備につくことはない。続く2戦目でも代走で出場したオコエ選手は、試合が延長に入り回ってきた初打席で四球を選ぶと盗塁を敢行。みごとに初盗塁を決めた。高卒新人選手による開幕カードでの盗塁成功は64年ぶりの記録となり話題になる。

オコエ選手の凄さはそれだけではない。この盗塁時の二塁ベースはオークションに掛けられたほど話題となるのだ。オコエ選手の直筆サイン入りのこのベースには100件以上の入札があり、最終的には落札金額が20万円となった。この20万円は東北復興チャリティー活動に当てられている。

オコエ選手はオークションに掛けられることを知ったときに「自分で欲しい。リッキー・ヘンダーソンみたいに掲げたい」と世界最多の盗塁数を誇るリッキー・ヘンダーソン選手のパフォーマンスへの意気込みを語ってくれた。続けて「実績が出ないと価値はないですよ」と冷静に語り自身が活躍し、価値を上げられるような成績を残す意気込みを見せてくれた。

アジアウインターリーグでの挑戦

開幕一軍を果たしたオコエ選手は途中、二軍落ちも経験するが年間を通じて51試合に出場、打率.185、1本塁打、6打点の成績を残す。高卒1年目の野手としては合格点を与えられる成績と言えるだろう。

一定の成績を残し、2016年シーズンを終えたオコエ選手は、さらなる飛躍のためにアジアウインターリーグへと派遣された。アジアウインターリーグは各球団の若手選手が派遣されイースタンリーグ、ウエスタンリーグで選抜チームを結成し欧州、韓国、台湾などの選抜チームとリーグ戦を行うのだ。毎年、日本からも各球団の若手選手が出場し、実力アップのために切磋琢磨しているリーグだ。

オコエ選手はイースタンリーグ選抜に所属し平沢選手、廣岡大志選手(ヤクルト)ら同期の選手たちとともにリーグ戦を行う。オコエ選手は親知らずの治療があるために8試合の出場で帰国するが、その中で打率.296、0本塁打、2打点の成績を残す。

成績以上に目を引いたのがオコエ選手の打撃フォームだった。東京ヤクルトスワローズのウラディミール・バレンティン選手を彷彿させる、上半身を揺らしながらのスイングで長打を4本放ったのだ。本塁打こそでなかったものの、長打が増えたのは成長の証と言えそうだ。

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