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福岡ソフトバンクホークスの必勝パターン

2016 8/13 06:01
野球
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先発の必勝パターン

12球団で随一投手陣が充実しているといっても過言ではない福岡ソフトバンクホークス。その層は他球団が羨むほどのメンツで、武田翔太、バンデンハーク、千賀滉大、和田毅、東浜巨の5人を軸に岩嵜翔と中田賢一、現在調整中の攝津正もおり、故障者が出ても先発ローテーションを回すのに困ることはない。

武田とバンデンハーク、和田は5月中旬で早くも5勝と絶好のスタートを切っており、千賀も3勝負けなしと、先発の5人全員が2ケタ勝利を挙げる勢いだ。特に武田は防御率も2.54と安定しており、自身最多の昨年の13勝を上回るのも間違いなさそうだ。今年はソフトバンクのエースから球界のエースになるべく活躍が期待される。

中継ぎの必勝パターン

中継ぎもスアレス、森福允彦、森唯斗、五十嵐亮太が控えており、強力で死角がない。特に森福は2010年から毎年30試合以上に登板し、通算ホールド数は100を超え、貴重な左の中継ぎとして欠かせない選手になっている。

ヤクルトからメジャーに渡り、ソフトバンクに入団した五十嵐も37歳とベテランながら150km近いストレートは健在で、投手陣リーダーとしての役割もこなしている。2015年は54試合に登板、投球回数52回に対し奪った三振は59、防御率は1.38の成績を残し優勝に大きく貢献した。今年も開幕から好調をキープしている。

抑えの必勝パターン

抑えには3年目のデニス・サファテがどっしりと構えている。今年も9回のマウンドで、相手を抑えてゲームセットという試合が多くみられるだろう。

広島、西武と渡り歩き、今年で日本球界6年目を迎えたアメリカ人助っ人は、35歳になった今でも150km以上のストレートと縦に落ちるスライダーやカーブ、さらにチェンジアップと多彩な変化球で相手を圧倒している。2015年の防御率は驚異の1.11を記録し、パ・リーグ最多セーブ王のタイトルも獲得。監督やコーチ、チームメイトからの信頼も厚く、頼れる守護神と言える。

3連覇を目指す福岡ソフトバンクホークスに死角なし!

打撃陣も選手層が厚く、他球団を圧倒しているソフトバンク。二軍には、他球団だとレギュラークラスの選手もいる。

2016年は開幕当初こそ負けが先行したものの、5月には早くも2位以下に差をつける独走態勢に入っており、昨年に引き続きペナントレースでは大差をつけての優勝となりそうだ。パ・リーグ制覇はもちろん、3年連続日本一も視野に入ってきている。

メジャー帰りの松坂大輔は注目されているものの、一軍復帰の見込みが立たない。しかし松坂を必要としない強さがあり、今のところ優勝に向けての死角が見当たらない。