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広島の優良外国人助っ人・ブラッド・エルドレッド選手

2017 4/12 20:20cut
>バッターⒸShutterstock.com
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2016年開幕一軍からの起用法

エルドレッド選手は2016年の開幕前、一軍ではなく二軍スタートが濃厚とされていた。それは、新外国人選手として中日からエクトル・ルナ選手、アメリカからジェイソン・プライディ選手を獲得したことで外国人枠から溢れてしまうと予想されていたのだ。
しかし、オープン戦でエルドレッド選手は15試合に出場し、打率.216ながらチームトップの4本塁打を放ち、開幕一軍を掴むと開幕戦では5番左翼で先発出場を果たす。開幕戦こそ無安打に終わったものの2戦目から16試合連続ヒットを放つなど好調をキープ。
4月を終えた時点で打率.358、9本塁打、18打点の成績を残す。5月以降も成績を維持しており、2014年シーズン以来の本塁打王の期待もかかっていた。しかし、6月15日の試合中に負傷し、登録抹消となってしまう。抹消となった前日の試合でも本塁打を放っていただけに、本人、チームにとって痛い離脱となった。
約2ヶ月の戦線離脱を経て8月半ばに一軍復帰したエルドレッド選手は、シーズン最終戦まで一軍に帯同。最終的には数字を落とすが打率.294、21本塁打、53打点の成績でシーズンを終えた。 今シーズンは新井貴浩選手、松山竜平選手らと左翼、一塁と2つ守備位置を3人でローテーションし相手投手の左右、本人たちの調子などでスタメンを分け合っていた。スタメンから外れた選手が代打の切り札になるのだ。 結果的に休みが増え、体の調子を維持することができたのだろう。 この成績によりエルドレッド選手は2017年以降の契約を勝ち取ったのだ。

格安での契約延長

エルドレッド選手は2016年の契約が終了し新たに2017年、2018年の2年契約を結ぶ。この契約がまとまる前に他球団からもオファーがあった。広島よりも条件がよい球団もあったようだ。エルドレッド選手の2016年度年俸は推定1億500万円となっており大物外国人選手に比べ、格安となっている。
他球団が実績のあるエルドレッド選手に2億円以上のオファーを出しても驚かないだろう。しかし、エルドレッド選手は広島が提示した1億1000万円の年俸でサイン。他球団への移籍はなく広島でのプレーを選んだのだ。
2017年の年俸はバレンティン選手(ヤクルト)が3億3000万円、メヒア選手(西武)に至っては5億円だ。これらの選手からもエルドレッド選手が格安ということがわかるのではないだろうか。 2017年、2018年と2年契約を結んだエルドレッド選手はお金ではなく環境面、生活面で広島を選んだのだ。

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