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大舞台でこそ真価を発揮!元ヤクルトのエース・石井一久のすごさ

2017 4/12 20:20Mimu
野球ボール,ⒸShutterstock.com
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大事な場面でのノーヒットノーラン!

実はこの試合、四球こそ出していたものの、ここまでベイスターズ打線をノーヒットに抑えていた。つまり、ノーヒットノーランが継続中だったのだ。後半になるにつれて、徐々にどよめき始める球場。しかしそんなさなかでも、石井一久さんはベイスターズ打線を押さえ込んでいく。
7回は3番鈴木尚典さん、4番ロバート・ローズ、5番駒田徳広のクリーンナップをピシャリと抑えると、8回も危なげなく3人で終わらせる。そして9回、先頭の代打・畠山準をファーストゴロに打ち取ると、1番の石井琢朗さんはショートゴロ、そして2番の波留敏夫さんを三振に切ってとり、これで試合終了。見事にノーヒットノーランを達成するのだ。
このとき、最後のアウトを取ったストレートはこの日最速の151km/hを記録。そしてこの試合によってベイスターズの勢いは完全に消え、9月27日にはチームも優勝を果たす。こんな大事な試合でノーヒットノーランという最高の結果を出すなんて、本当にすごい。弱冠23歳ながら、若きエースが大きな仕事をやってのけた。

日本シリーズでも無類の強さを発揮

その後も西武との日本シリーズでは第1戦に先発し、見事に完封勝利をあげる。しかも12奪三振という当時のシリーズタイ記録も達成するという完璧な内容だった。さらに第5戦でもリリーフ登板で勝利投手となっており、要所要所でチームに流れを引き寄せる投球を披露。ここぞの場面では、周囲が期待する以上の見事なピッチングを見せてくれるのだ。
その後もチームのエースとして活躍し、2001年には再び日本シリーズに出場した。その際も第1戦に先発し8回無失点の好投を見せている。結局ヤクルト在籍中に日本シリーズへは5度の出場。特に97年と01年には1点も失点しておらず、エースとしてチームを日本一に導く活躍を見せた。若い頃は早いイニングで下ろされることも多かったのだが、エースとして成長してからは、その大舞台での強さが際立つようになった。

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