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ファン熱狂!埼玉西武ライオンズの名勝負と名実況5つをご紹介!

2017 3/3 18:51
ボール,ⒸShutterstock.com
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Photo by Evgenii Matrosov/Shutterstock.com

2008年にチーム名を改めた「埼玉西武ライオンズ」は埼玉県所沢市を本拠地とし、地元ファンに深く愛される球団だ。前身の西鉄時代から数えてリーグ優勝21回、日本シリーズ優勝13回、プレーオフ優勝3回など、球史に残る活躍をしている埼玉西武ライオンズの名勝負と名実況を振り返る。

「おっ、一気にホームに向かっている……ホームイン!!」

「おっ、一気にホームに向かっている……ホームイン!!」

出典: You Tube

1987年日本シリーズ第6戦の巨人との戦い8回裏2アウトの場面、安打で出塁していた辻発彦は、続く秋山幸二のセンター前ヒットを拾ったクロマティのスローモーな返球動作を見極め、一気にホームに生還した。
辻はこの活躍でその名を全国に知らしめ、守備と走塁に長けた名プレーヤーとしてファンの記憶に残っている。辻はライオンズ黄金期を支えたそうそうたる名選手の1人で、二塁手として8度のゴールデングラブ賞を受賞している。そして2017年からは埼玉西武ライオンズの第1軍監督を務めることになっている。

「おっ、グルグル回った!ホームを突く!同点!!」

「おっ、グルグル回った!ホームを突く!同点!!」

出典: You Tube

1992年日本シリーズ第6戦・7-6でヤクルトがリード、2アウトの局面でバッターボックスの秋山幸二は、2ナッシングと追い込まれていた。1塁には大塚光二がおり、そこへ秋山が右中間へ打ち返した。2塁を蹴った大塚に3塁コーチャーの井原氏が右手をグルグル回して走塁を指示、大塚は持ち前の俊足でホームに生還した。
このプレーに沸き返る場内だったが、一方打った秋山は2塁まで出塁しなかったことでコーチらに責められ、1人悔しがっているシーンが映っていた。

「打球は…伸びた!同点のホームラン!西武球場は総立ちだ!!」

「打球は…伸びた!同点のホームラン!西武球場は総立ちだ!!」

出典: You Tube

1988年の日本シリーズ第5戦の中日戦で、西武は6-5で9回裏1アウトまで追い込まれていた。バッターボックスの石毛宏典は、中日のリリーフエース郭源治から見事起死回生の同点ホームランを打ち、その後の逆転劇へと導いた。石毛はこの年、中日との日本シリーズ全5試合で遊撃手として出場するなどの大活躍をし、シリーズMVPを獲得したほか、パ・リーグの野手としては初の1億円プレーヤーの座を射止めている。

「岸孝之、自身初のノーヒットノーラン!!」

「岸孝之、自身初のノーヒットノーラン!!」

出典: You Tube

2014年5月2日対千葉ロッテマリーンズ戦で、岸孝之投手が打者28人に対し全117球、1四球8奪三振の内容で史上78人目のノーヒットノーランを達成した。
この記録は西武球団史では、96年の渡辺久信以来18年ぶり9人目となった。2年連続2度目の開幕投手として迎えたこのシーズンは2連敗を喫し、チーム最下位を低迷していた場面での快挙であり、今後の巻き返しを図る上で最高の勢いに乗る勝利となった。

「初球から打って…ホームに帰れるか?滑り込んでセーフ!!」

「初球から打って…ホームに帰れるか?滑り込んでセーフ!!」

出典: You Tube

2008年の日本シリーズ・巨人戦の第7戦、優勝がかかるクライマックスステージの8回表デッドボールで出塁し、盗塁と送りバントで3塁まで進んだ片岡易之は、中島の内野ゴロでギャンブルスタートを切って貴重な同点ホームを果たした。
この試合で西武は4年ぶり13度目の日本一を達成し、しかも前年5位の雪辱を果たす王座奪還となった。片岡自身は本シーズン前半戦だけで前年の38盗塁の記録を破り、最終的には50盗塁で2年連続の盗塁王に輝いた。

まとめ

埼玉西武ライオンズの伝説に残る黄金期から、近年まで続く名プレーと名実況を紹介した。圧倒的な強さを誇り、歴代珠玉の名プレイヤー揃いで知られるライオンズの活躍に、今後も注目したい。