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2016版広島東洋カープの必勝パターン

2016 7/31 09:20
野球ボール,ⒸShutterstock.com
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Photo by Evgenii Matrosov/Shutterstock.com

2016年広島東洋カープを応援している方へ。
広島東洋カープの必勝パターンをここでは見ていきたいと思います。
ピッチャー、バッターそれぞれの中心となる選手や戦略などを紹介します。
※本記事は2016年5月16日現在での情報を基にしています。

3割打者がズラリと並ぶ!脅威の上位打線

2016年広島の必勝パターンは、上位打線の調子の良さでガンガン打って勝つ攻撃的な野球です。1番:田中、2番:菊池、3番:丸、4番:新井、5番:エルドレッドと全員が3割を超えています。新井の勝負強い打撃とエルドレッドの長距離砲が、しっかりと打点を稼いでくれていますね。今年の広島は、開幕前の下馬評ではあまり評価が高い方ではありませんでした。しかし、蓋を開けてみれば、ヒットも打てる、ホームランも打てる、どこからでも走れる、という超攻撃型のチームとしてペナントレースを戦っています。

機動力が侮れない!俊足トリオは今年も健在

田中、菊池、丸の3人で広島東洋カープのチャンスを作り出しているといっても過言ではないでしょう。誰が出塁しても、すぐに盗塁を仕掛けてくるので、相手バッテリーにとっては気の休まる暇がありません。この俊足トリオ以外にも、どこからでも走ってくるという、昔からの広島東洋カープのお家芸とも言うべき「機動力野球」は2016年ペナントレースもしっかりと必勝パターンとして継承されています。スピード感溢れる、エキサイティングな試合運びは、ファンにも目を離すスキを与えてくれませんね。

チーム本塁打リーグトップ!今年はホームランも打てる

広島東洋カープと言えば、機動力や投手力を生かした少ない失点で逃げ切る、というイメージを古くからのファンは持っているでしょう。しかし、2016年はなんと、現時点でチーム本塁打がチームトップなのです。現在リーグ2位につけているベテラン、エルドレッドはもちろん、上位からも下位からもホームランが飛び出すかもしれないという威圧感さえ感じさせてくれます。こんなところから、今年の広島東洋カープは打って打って打ちまくることこそが必勝パターンとなっているのでしょうか。

安定感抜群!投手陣が踏ん張る

2016年の広島東洋カープは、抑えに定着した中崎へ先発、中継ぎ陣がいかにつなげられるか、が必勝パターンへの道となっています。広島が強い理由がここにもありました。先発の3本柱、黒田、野村、ジョンソンは揃って防御率2点台と抜群の安定感を誇っています。メジャーリーグから復帰を果たした黒田が投手陣の精神的な支えとなっているのでしょうか。それに応えるように、昨季クローザーとして定着した中崎は、立派なモミアゲとヒゲがトレードマークの守護神です。グイグイと力で押していくタイプの右腕は、思い切りのいい投げっぷりが見ていて安心できますね。

女房役が見逃せない!キャッチャー

2016年の広島東洋カープは、石原と會澤がマスクをかぶっています。それぞれ特徴があり、キャッチングやリードに定評のある守備型の石原、打撃が魅力な攻撃型の會澤といった具合に使い分けています。ピッチャーによって相性のいいキャッチャーがいて、黒田やジョンソンは石原、野村は會澤が女房役としてマスクをかぶる場面が多いように見られます。ピッチャーのいいところを引き出して、どこをどう攻めるのか、どう持ち球を生かしてリードするのか、広島の必勝パターンへ持ち込むのはキャッチャーの力が大きいのかもしれませんね。

まとめ

打撃成績が今年は突出している広島東洋カープですが、機動力もあって投手力も高いという、どこからでも必勝パターンに持ち込める、頼もしい布陣でペナントレースを戦っています。広島東洋カープの必勝パターンを覚えて、野球観戦をすればあなたも通になれるかも?

以上「2016版広島東洋カープの必勝パターン」でした。